フリマで1000円でゲットしたコンデジ、どの位使えるのか2日間撮ってみた。
フリマ購入価格1000円のコンデジで、これだけ撮れる…と見るか、
あるいはやはり1000円相当だよなぁと思うかはその人次第。
先週、UDXフリマをふらふらしていたら、
1000円でコンデジを買ってしまったので、
取り急ぎ撮影画像とか簡易レビューをupしておきます。
富士フイルム「FinePix Z80」、背面液晶破損あり、1000円で電池充電器とUSBケーブルとポーチまでついてきました。
液晶が少し割れてる。おそらく輸送時に強い力で押されたかなにかかなぁ…。
FUJIFILM FinePix デジタルカメラ Z80 ピンク F FX-Z80P 1420万画素 光学5倍ズーム 2.7型液晶
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- 発売日: 2010/08/07
- メディア: Camera
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http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0416.html
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100721_382036.html
富士フイルム、1,400万画素のカラフルモデル「FinePix Z80」 - デジカメWatch
2010年の夏に発売された屈曲光学系の小型コンデジです
ライカ判換算でワイド端36mm〜テレ端180mm。F4-4.8の5倍ズーム。
最短撮影距離はワイド端で9cm(ただし望遠側では1m)。
顔認識・自動撮影モード判別・パノラマ半自動撮影など、富士フィルムらしいいたれりつくせりの親切設計。
ブロガー向けの顔認識モザイク付加モード・簡易なカメラ内画像補正処理機能なども用意されてます。
ブロガーモードの顔認識モザイク付加。こんな感じで顔認識してくれます。
目新しいのはHD動画撮影とYouTube・Facebook連係機能用の専用ボタンですが…
これ、富士フイルムのデジカメ画像管理ソフトをPCにインストールした後で、
カメラをPCにUSB接続しないと使えないんだそうです。なので、今回はテスト見送りしました。
発売時の市場価格は20000円程度でしたが、モデル末期には処分特価7980円程度で販売されています。
売り主は、「電器屋でパソコン買ったらおまけで付けてくれたデジカメ」と言ってました。
(デジカメって、パソコンのおまけでつけているものなのか…昔はCDRとかおまけで付けていたけど…)
というわけで、1000円のコンデジで2日間撮影してみました。
レンズの性能は、補正込みだとそれなり。パッと見は予想以上に良好でした。
屈曲光学系だからあまり期待してませんでしたが、歪曲はデジタルの後処理補正をかけているようです。
中心部の画質は値段の割に(失礼)結構頑張ってます。
いわゆる観光地の記念写真をパチリと撮るには、まあ問題無さそう。
逆光撮影テスト。Pモード・露出補正無しだとこんな感じでした。しっかり影もデータを拾って起こしてくれてます。
これだけ暗部にデータがあれば、後処理含めてやれば失敗しそうな写真もなんとか救えそう。
(フルオートの顔認識撮影だと、おそらく逆光と判断して日中シンクロをかけてくるはずです。)
富士フイルムのデジタルカメラ、緑色や肌色が絡む画の出し方は昔から好みです。
ハイライトの滲みは…まあ値段を考えると仕方ないかなぁと思うレベル。
画像周辺部の画質はちょっと気になります。相当派手にデジタル歪曲補正かけてるのかなぁ?
デジカメを購入したUDXフリマの光景。こういう写真を撮るのはコンデジだと身軽で楽しいなぁ。
コンデジで秋葉原の街頭看板を撮るのは、久々に楽しかった。
久々に撮影してみると、昼間のコンデジって、いろいろ軽いのがいいですね。
なんというか、観光客みたいに腕を高く伸ばして、パシャパシャ撮りたくなる。
パノラマ撮影モードはこんな感じ。
1枚目の露出にあわせて撮影するので、最初と最後で明暗差が激しいと露出が大変なことになる。
セミオートで繋げてくれるのだけど、繋げる難易度は微妙に高目です。
富士フイルムのコンデジで優秀なのが、フラッシュの調光機能。
焚いて撮っても、白い場所は白く、しかし「白飛びしそう」なところは白くならない見事な調光です。
焚いて撮るときのアガリの安心感は、他社のカメラよりもかなりアドバンテージがあります。
こういう被写体を、気軽にポチポチ撮影するのは、小型カメラの得意とするところ。
2枚目の標識とか、一眼レフだとまず撮らないですね。
薄暮れ時の撮影は、「昔のコンデジ」に比べるとずいぶんと優秀です。
レンズも暗いはずなのに…電子手ぶれ補正が結構頑張ってるのかなぁ…。
最新の裏面照射CMOSのコンデジや、ちょっと大きめでレンズが明るい機種、
そしてiPhone4Sなどの最新スマホほどの無茶は効きません。
画質は…まぁ、購入価格を考えるとこんなものでしょう。
三脚を使った夜景撮影。正直しんどいです…。頑張ってこれが精一杯。
スナップ撮影していて気になったのは、操作に対する反応時間のルーズさと、謎のピンぼけ?ブレボケ?現象。
基本、操作音をONにして撮影しておかないと、シャッターを切ったり操作決定をするタイミングが掴めません。
基本いろいろ反応が遅いのと、あとは応答するまでの間が掴めないのが問題。
カメラの電源を入れる>構える>フォーカスが合うまで待つ>撮る…プレビューまでの流れ作業が
結局最後までしっくりきませんでした。
いろいろ外すと、こういう写真になります。単にピント外してるのか、それともなにかのトラブルなのか…う〜んわからん。
初日はこんな感じの画像を連発してしまいました。
2日間使った感想は…
1000円で買ったカメラに、色々と求めるのも酷な話ですけど、
このカメラだけで毎日撮り続けるのはしんどいですね。
コンデジが、軽くてそれなりにうつるのはわかるのだけど、
一度スマートフォンなどでinstagramなどを体験してしまうと、
この価格帯のコンデジを買う人は「写真としてそれなりに写る」から
気軽に行きたいときは「きれいに美しく楽しく写る」の方にいってしまいそう。
そうなると、コンデジよりもスマホの方が…となってしまう。
撮った後でいろいろと、コンデジのこれからについて考え込んでしまいました。
今回の撮影画像はこちらにまとめてます。
Fuji Finepix Z80 testshot - a set on Flickr
http://www.flickr.com/photos/workshop/sets/72157631185983720/