先日980円で購入したソニーのサイバーショットDSC-L1でいろいろ撮ってみた。
ソニー SONY Cyber Shot L1 プラチナシルバー DSC-L1 S
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
- 発売日: 2004/11/05
- メディア: Camera
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なんか秋らしい雰囲気で気楽に撮影してみたくなったので、
先日、PCボンバー秋葉原店の中古デジカメコーナーで980円で購入した
ソニーのサイバーショットDSC-L1を持って
アキバ・横浜をふらふらしながら撮ってみました。
DSC-L1という名前を知らない人は多いかもしれませんが、
冬のソナタで有名なペ・ヨンジュンの「ヨン様デジカメ」と言えば思い出す人も多いかも。
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/compact/2004/11/17/469.html
ソニー、サイバーショットL1を銀座ソニービルで特別展示
2004年の発売なんですよね。
画質は、結構シャープ。
34mmからの3倍ズームは、当時の小型デジカメとしては気持ちワイド気味。
ワイド端の歪曲は…まあコンデジならこんなもんかなぁと納得できるレベルで、
ほんの少しズームさせると良い感じの描写をしてくれる。
秋の昼間の順光で撮影すると、結構パシッと決まった描写をしてくれる。よくできたレンズです。
(1.4度程度の若干傾き補正かけてます。)
画素数は400万画素程度。
大幅なトリミングや回転補正はさすがに今となってはしんどいけど、
blogにupする分やL版サイズだったら大丈夫かなぁ…。
光源を入れたときのフレア耐性は…まあまあ。
中古購入なので、経年変化でレンズが既に弱ってるかもしれませんが、
これだけ画が出てくれば、逆光でもコントラストはちょっと締めれば大丈夫かな?
DSC-L1、小さいレンズでもよく頑張るなぁ。
問題点があるとすれば、フレアやゴーストの出方。
画面内に大きめの光源を入れると、"画面の中央付近"に丸いゴーストが。
光源位置がずれても中央付近に居座るゴーストなので、気になる人は注意。
逆に、この丸いゴーストを活かして撮影すると、とても面白い写真が撮れます。
1枚目は画面中央に、2枚目は中央下部と右上に丸いゴーストを入れてみました。
ごちゃごちゃした被写体を撮ってみると…シャープネスは標準だと少し強め。
レンズの地力の良さを活かすなら、シャープネスは弱めにした方が映えそう。
昼間の街中で、ちょっとしたものを軽くスナップするのは得意かも。
サイズと軽さと操作系の質感と、画質のバランスがなかなか良い感じ。
少なくとも、おもちゃではない、いいカメラを使ってる感はあります。
写真機好きなおじさん世代だと、110カメラの名機Rollei A110 (E110)当たりを思い出すかも。
そういえば、DSC-L1のレンズは小さいながらもツァイスレンズです*1。
今のコンデジって、液晶が大きくなったのと、低価格化競争が激しい兼ね合いで
このサイズでこの位の画質の機種がちょうどすっぽり抜けてるんだよなぁ。
カメラの小ささと、画質の良さは、こういうちょっとしたスナップを撮るときに、結構効いてきます。
白い自動車は、レンズや画像処理エンジンがショボイと、いろいろ破綻しやすい被写体。
画像のシャープネスがちょっと強いけど、それ以外はなかなかよく撮れています。
DSC-L1、サブ機として使い込む程じゃないのですけど、
とりあえず鞄には入れっぱなしにしておくカメラとして収まりました。
なかなかいいものですよ、これは。
今回の、DSC-L1での撮影画像はこちらにまとめてあります
http://www.flickr.com/photos/workshop/sets/72157627964349470/
sony DSC-L1 testshot (17-18 OCT 2011 ) - a set on Flickr
*1:Carl Zeiss Vario-Tessar 5.1-15.3mm F2.8-5.1