秋葉原に新しく設置された『BLOOD-C』の垂れ幕を使って、レンズフレアで遊んでみた。

BLOOD-C billboard in Sofmap mobile, Akihabara
「討て、小夜。」
f16まで絞って、絞り羽根の回折筋を目一杯出した後、レタッチのコントラスト調整で光の中心を拡大。
マンガっぽい大げさな表現は、白黒だと似合うなぁ。あと日本刀はモノクロが似合います。
 
http://www.blood-c.jp/
オリジナルアニメーション :: BLOOD-C
 
BLOOD-C billboard in Sofmap mobile, Akihabara
秋葉原ソフマップ中古モバイル館の上の垂れ幕がBLOOD-Cに変更されて1週間、
秋葉原撮影クラスタには有名な「例の街灯」が再度点灯し始めたので三脚を据えて撮影してきました。
(参考:
http://d.hatena.ne.jp/workshop/20100929/p2
秋葉原ソフマップ音楽CD館の『オカルト学院』の広告、夜になると色々照明で遊べます。)
 
BLOOD-C billboard in Sofmap mobile, Akihabara
DSC-R1、f4.8(開放)、2秒露光。開放だと絞り羽根の回折は出てこない。
 
BLOOD-C billboard in Sofmap mobile, Akihabara
絞りf11、20秒露光。レンズのゴースト位置がびみょー。
 
BLOOD-C billboard in Sofmap mobile, Akihabara
カメラを少し振って、撮影位置をすこしずらして、レンズのズーム画角を変えてみる
…こんどはゴースト位置が離れすぎたかも…。
 
 画面内の光源とゴーストの位置関係は
画角の中で光源がどの位置にあるか(点対称の位置関係)と、
レンズ内の複数レンズ群の配置関係でいろいろかわってきます。
単焦点レンズ・同じ画角だと光源位置だけで大抵変化が読めるけど、
ズームレンズでの画角変更や、一眼レフなどでレンズを交換することまで考えると、
かなりいろいろ自由度が高くて、かつ、いろいろな経験がないと結果が読みにくい。
レンズ群の配置や動き方が頭のなかに知識としてあっても、
実際撮ってみると光の反射は予想外の結果になることも多々あります(汗。
 
液晶モニターが使えるデジタルカメラだと撮影時の試行錯誤も容易だし、
ひとつのレンズで試行錯誤していくと、なんとなくこうなるかなというのは掴めてきます。
素数が多いデジカメだと、ゴースト位置の微調整に撮影後のトリミングも併用できる。
 
スパイク状のフレアの筋数やゴーストの形状に関しては、ここの記述がわかりやすい。
http://hiroshisaito.net/blog/2011/08/post-9.html
レンズフレアについて - hiroshisaito.net blog
これ、よく読むとCG用の"バーチャルなカメラ"についての記述なんですよね。
 
BLOOD-C billboard in Sofmap mobile, Akihabara
感度を上げて、今度は絞りf14、20秒露光。画角を少しワイドにして、撮影後にかなりトリミング。
うん、今度はレンズのゴースト位置も納得。直射光のハレーションはかなりきびしいな…
けれど、露光時間が長くなりすぎて画質が落ちて、そして垂れ幕が風でぶれている(泣)。
 
色々撮ってみたのですが、結局この日はゴーストを「消す」撮り方でおしまい。
BLOOD-C billboard in Sofmap mobile, Akihabara
絞りf16、30秒露光。光源を中心に置いて撮影したあとにトリミング。
実は、ゴーストは盛大に出ているのだけど、点光源の中心にすべて重ねているので目立たない。
(そのかわりに、内面反射する光が余所に逃げていかないので、
光源が直撃したレンズフレアの影響でコントラストがガクッと落ちています。
今回は色被りふくめてレタッチでごまかしきれなかった…。)
 
BLOOD-C billboard in Sofmap mobile, Akihabara
う〜んやっぱり光をレンズで制御するって難しいです。
光源ひとつだと比較的簡単だけど、点光源がいっぱいあると、もうてんやわんや(汗。