目の見えない方が「写ルンです」を愛用している話

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イソムラ式 : バリアフリートラベル 8:車イスで行けない所は、デジカメで伝えあおう
 


目の見えない方が「写ルンです」を愛用している話を聞いたことがある。
「目が見えないのになぜ?」と思ったが、
旅行から帰ってきた時に、自分が撮影した写真を家族に見せたいのだという。
「へーこんなところに行ってきたんだ。」「キレイなところだね」など
コミュニケーションツールとして使っているのだそうだ。
 
また、カメラならばどれでもいいという分けではない。
写ルンです」はパンフォーカスというレンズの被写界深度を利用して
1m〜∞までピントがあったように撮影できるが、
これにより被写体を目視できなくとも
撮影したい”方向”にカメラを向けるだけで撮影できる。
オートフォーカス搭載カメラの場合、
撮影したい被写体に確実にカメラを向けないとフォーカスが働かず、
またそうしないとシャッターが下りないことがある。
更に、「写ルンです」であれば、
フィルム巻上げが「ジージージー ガシャッ」と音をたて、
目が見えなくともハッキリとわかることもポイントだ。