Xperia Acro を購入して1週間、内蔵カメラとか使って写真撮ったりflickrやtwitterに投稿してみました。

Xperia acro testshot (IS11S) testshot
夜景モードでソフマップアミューズメント館本館のビルボード(To heart 2 DX:主にタマ姉)を撮影。
この写真はレタッチ無しの画像です、手ぶれ対策に三脚は使用。Xperia acro のカメラ機能すげー。
 
http://k-tai.impress.co.jp/docs/interview/20110729_463726.html
Xperia acro」開発者インタビュー - ケータイ Watch
 
 というわけで、先週のデモ撮影で転倒したときに携帯電話を紛失。
電話が手元に無いと、どうにも仕事にならないのでXperia Acro購入しました。
1日価格チェックして、テルル秋葉原AU端末買い増し扱いの一括購入…突然の出費は高かったです(泣)。

購入翌々日にRay-outのジャケット購入して、外装カスタマイズは終了。

レイ・アウト Xperia acro IS11S/SO-02Cハードコートシェルジャケット/ルビー RT-IS11SC3/P

レイ・アウト Xperia acro IS11S/SO-02Cハードコートシェルジャケット/ルビー RT-IS11SC3/P

IS11S/SO-02Cハードコートシェルジャケット/ルビー
ケースの質感はとてもいい。けれど、カメラの画質にホンの少し気になる影響があるらしい…詳しくは後述。
ケース付属の液晶フィルムはとても綺麗だけど、標準タッチパネル指触りの抵抗が少し強くなったかな?
(フィルム貼りはヨドバシカメラ秋葉原店の液晶フィルム貼り付けサービスを使いました。)
 
 で、いろいろスマホいじってたらそれだけで1週間あっという間に過ぎていきました。
スマートフォンを色々いじるのは、Windows98の頃のPCアプリ回りをいじるみたいにwかなりはまります。
こりゃ面白い。
 
 で、1週間いじったので、まずは得意分野のカメラ(写真)機能から軽くレポートしてみます。
 
公式の紹介はこんな感じ
http://www.sonyericsson.co.jp/product/au/is11s/function/camera.html
Xperia acro IS11S | Camera | ソニー・エリクソン
 
最大の特徴はソニー製の裏面照射型CMOSセンサー“Exmor R for mobile”
裏面照射型のCMOSセンサーは最近のハイエンド携帯電話・スマートフォンのトレンドで、
確か、メーカーは違うけどiPhone4にも使われているのかな…。
大きなサイズで歩留まりを出すのはとても大変な技術だけど、
ハイエンド携帯電話向けサイズならとても有利な感光素子です。
 
Xperia acro testshot (IS11S) testshot
オリジナルの画質はこんな感じ。フルオート撮影。ISO感度80相当、シャッター速度は1/800秒。露出補正はなし。
強い光のもとでも画面が暗くなりすぎずに、全体的に綺麗に撮影できてます。オート露光はかなり優秀。
オート露出は中央重点測光(標準)、平均測光、そしてスポット測光(中心部のみ)の3種類です。
昼間の撮影だと彩度は少し濃いめかな?画角はかなりワイド寄りです。
明暗差がある場所の暗部表現補正はうまいけど、明るい部分はやはり白飛びしてしまう。
露出補正がめんどくさいのが、Xperia acroのカメラの難点のひとつ。
 
自分好みに軽くレタッチするとこんな感じ
Xperia acro testshot (IS11S) testshot
コントラストを気持ち上げて、シャープネス少しかけて、かわりに彩度を落として、少し赤味を減らしてみた。
けど、普通の人ならあまりレタッチしなくていいかも。

 いろいろ撮影した後で知ったのですが、
スマートフォンの外付けハードジャケット、特に表面が光沢処理されたハードジャケットを使っていると
ケース表面の光沢処理の反射光がレンズまわりに入って、撮影画像にジャケットの色味(自分だと赤色)が若干色被りしたり、
カバー部分から反射した迷光が入ってくることで気持ちコントラスト低下したりすることがあるらしいです。
私は、ハードジャケットのレンズ周りの部分をとりあえず黒マジックでベタベタ塗りつぶしました。
 
Xperia acro testshot (IS11S) testshot
もう一枚補正無しの画像、東京ゲームショー当日の海浜幕張駅。こちらはシャッター速度は1/200秒。
蛍光灯と太陽光のミックス光源にくわえて、若干色が付いた壁面といういやらしい被写体ですが
うまいこと白バランスをとってくれています。壁面の表現もうまい。
F値2.4の明るいレンズ(ただし光学ズーム無し)を使っているので、薄暗い場所でもシャッター速度が稼げてます。 
 
Xperia acro testshot (IS11S) testshot
ISO感度320相当、シャッター速度1/50秒、露出補正-1EV。
暗所でのスライド撮影はこんな感じ(取材で入って、講演開始前にプレス席から撮影した画像です。)
うむ、これなら取材の緊急用カメラには使える画質です…ただしカメラのシャッター音はどれもかなり目立ちます。
 
Xperia acro testshot (IS11S) testshot (parts)
マクロ撮影はこんな感じ。(撮影画像の部分切り出しです。)印刷の網点がはっきりと見えます。
Xperia acroのマクロ撮影、感光素子サイズが小さいカメラユニットでしかもワイドレンズなのに、
なぜかいろいろ試したけどマクロは極端に寄れないです。
リコーのカメラみたいな1cmマクロとかは無理みたい。
 
素数多目で、少し離れてもピントがあった場所だとしっかり合焦するので
「撮影後に必要な場所だけ切り出す」前提で撮影すれば撮れるのかな?
ちなみにこの写真は

マスク☆ムスメ

マスク☆ムスメ

マスク☆ムスメ [DVD]

マスク☆ムスメ [DVD]

マスク☆ムスメの裏表紙です、まあなんてマニアックな写真集w。
 
雑誌などの文字を撮るのならこんな感じ。
Xperia acro testshot (IS11S) testshot
雑誌penのアラーキーのインタビューから、いつもカッコイイなぁ。
 
ワイドな画角でも、頑張って寄って撮れば、背景も少しだけぼけてくれます
Xperia acro testshot (IS11S) testshot
撮り方次第では、お菓子や食べ物画像なら、背景気持ちほどぼかせるかも…レタッチソフトでぼやかした方が楽だわこりゃw。
 
Xperia acro testshot (IS11S) testshot
これも撮って出し。ISO感度1250相当、シャッター速度1/25秒、オート撮影。露出補正無し。
高感度撮影はかなり強いです。居酒屋でも明るい席を選べば、補助光無しで撮影可能。
色味の調光も、電球などで光源が安定してる場所だと上手い。 
 
Xperia acro testshot (IS11S) testshot
蛍光灯光源になにかが混ざると、色味はどうも気持ちずれてくる傾向があるような気がします。今回は蛍光灯が少し赤い。
(これも、スマホに赤いハードジャケットを装着している影響なのかなぁ…?)
気になる人は、ホワイトバランスはこまめにチェックした方がいいかも。
 
Xperia acro testshot (IS11S) testshot
スマホカメラ特有の「タッチパネル撮影」、利点はいろいろありますが、
最大の利点は、フォーカスポイント・露出などが「ピンポイント」で攻められること。
例えば、雨の日の窓越しに撮影するシチュエーションはデジカメだとフォーカス位置の設定が大変ですが、
スマホのタッチパネルだと雨粒でぼけていない場所をタッチ一発ピンポイントで突けます。

 可能であれば、iPhone用カメラアプリProCamera + GeoTaggingみたいに
フォーカスと露出を拾う位置を個別に設定できて、
白バランスも容易にロックできるandroid用カメラアプリが欲しいのですが…
もしもお薦めのカメラアプリがあればぜひ教えて下さい
(参考
http://d.hatena.ne.jp/mannin/20101020/p1
自称デジタル写真屋が今使っているiPhoneカメラアプリ5本 - 偽デジタル写真屋日報@はてな)
 
Xperia acro testshot (IS11S) testshot
で、本番。台風一過の夜に三脚持ちだして、スマホを三脚に置いて高感度撮影してみました。
スマホ固定台を導入していなかったので、手持ち撮影です。 
 
Xperia acro testshot (IS11S) testshot
ISO感度1600相当、シャッター速度1/25秒。手ぶれ補正機能使用(多分)
Xperia acroのカメラ機能の「手ぶれ補正」、多分高感度をガンガン使う+微細な動きを検出してデジタル補正してるのかな?
通常モードで手ぶれ補正機能をオンにした撮影だと、シャッター速度は1/25秒程度をずっとキープしています。
Xperia acro testshot (IS11S) testshot (parts)
切り出し・等倍から25%縮小だとこんな感じ。(クリック先には1280x960pixサイズの等倍ファイルへのリンクがあります)
三脚でしっかり固定撮影だと、微細な文字は読めないけどかなりいい線はいける。けどノイズは多いなぁ。
 
Xperia acro testshot (IS11S) testshot
ノーマルモードでの高感度撮影でのタマ姉…もといソフマップAM館前。
ISO感度は1600相当、シャッター速度は1/25秒…けど妙に画質が甘いしノイズも多いなぁ。
Xperia acro testshot (IS11S) testshot
"夜景モード"でタマ姉を撮影。ISO感度は400相当、シャッター速度は1/6秒、フォーカスは遠距離かな?手ぶれ補正は入れたかどうか覚えてません。
スマホのカメラとは思えない素晴らしい画質。多分これが、ソニーの背面照射CMOSの本気モードだと思います。
 
 夜景撮影時の手ブレを防ぐコツは…カメラをなにかしらに固定することと、セルフタイマーを有効活用すること。
タッチシャッターで数枚撮影して、1枚でいいからアタリを見つけることが一番確実かなぁ…5枚撮れば1枚はアタリがありますw。
タッチシャッター撮影+2秒のタイマーはブレ対策にかなり使えますが…やたらとお知らせ光が目立ちます。
 注:シャッターボタンはやたら硬いので、固定台座無しで夜景撮影するときは使わないのが吉です
 
 シーン認識は、オートで入れておくと、昼間だと「逆光」をうまいこと検出・認識してくれます。逆光補正は便利です。
けれども、他のシーン認識(ポートレートなど)は、カメラ慣れしていると動作にちょっと面食らうことも。
なので、自分はシーン認識は普段入れてません。他人に撮って貰うときは迷わずONにしましょう。
顔認識フォーカスは…背面カメラがないXperia acro(えー)だと、自分撮りの時には多用します。
私が他の人を撮るときは、個人的な印象だとタッチフォーカスの方が便利かなぁ…。
 
 基本撮影機能の素性はとても優秀なカメラ機能。
なので、付属カメラアプリのUIがカメラ慣れした人にも使いやすいといいかも。
あとは、Androidに、もっと"濃い"カメラアプリがあればなぁ…。
 
 以下余談:
 
 Xperia acroで大量に高画質の写真やHD動画を撮影する、あるいはガシガシ使い倒す人なら、
付属の試供品32GB class2のマイクロSDHCカードは使わずに、
class4のマイクロSDHCカードや、可能ならclass10のカードを使うといいかもしれません。
大量に写真・動画を撮影した後のデータ転送は本体経由するよりも、
裏蓋外してmicroSDメモリーカードを本体から取り外して
カードリーダー経由で画像・動画転送するときに時間がかなり節約できます。
あと、microSDカードの転送速度向上で、一部のSDカードにアクセスするアプリの動作速度向上も狙えるのだとか。
 
試供品のmicroSDカードの品質がアレな件によるトラブルもぼちぼちあるそうです。
また、WindowsPCとXperia acroのUSBケーブル接続ではソフトのバグ?もあって、
それが原因でSDカードからのデータ転送でいろいろ問題が起こることもあるらしいとか…
  
http://review.kakaku.com/review/K0000251264/ReviewCD=425672/
価格.com - 『再起動多発の原因判明?』 ソニー・エリクソン Xperia acro SO-02C [Black] トンネル星人さんのレビュー・評価
 
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000251263/SortID=13386596/
価格.com - 『試供品添付microSDソニー・エリクソン Xperia acro SO-02C [Aqua] のクチコミ掲示
 
http://is11xperiaacro.seesaa.net/article/215347551.html
XPERIA acro micro SDカードは大丈夫か?: Xperia Acroを使い倒す
 
http://d.hatena.ne.jp/naba_san/20110807/1312749837
Xperia acro(arc)をPCと接続した際,microSDHCが認識されない問題 (2011-09-12 update) - なば日記@不完全なマシマロ
  
う〜ん、ものすごくデータ溜め込む人だし、やはりmicroSDカードは別途追加購入するべきかな…
 
(追記したよ)
で、写真を撮影してからFlickr経由して画像をtwitterに投稿する流れですが、
自分の場合はtwitterクライアントのtwiccaに専用flickrプラグインを入れて
https://market.android.com/details?id=net.itsuha.flickr_twicca
画像ビューワーにQuickPicを標準設定して
https://market.android.com/details?id=com.alensw.PicFolder
画像切り出し・縮小アプリにReduce Photo Sizeを使用しています。
https://market.android.com/details?id=com.shoozhoo.imageresizer
 
 
撮影画像の一部を切り出して投稿する場合は、

・twiccaウィジェットから投稿画面表示
>画像添付ボタン押してReduce Photo Size起動>画像をQuickPicで選択
>Reduce Photo Sizeで切り出し・回転縮小>「完了」でtwiccaで投げる
>twiccaで文章tweet・タグ付け
>アップロードボタンでFlickrに画像アップロード(タイトル記載してくれる)
tweet
という流れです。
"twicca" 用のflickr投稿プラグインtwitter投稿画像専用setの設定できるのが便利。
 
 もしも画像切り出しが必要なければ、
・twiccaウィジェットから投稿画面表示>画像添付ボタン押してQuickPicで選択
>文章tweet・タグ付け
>アップロードボタンでリサイズ&Flickrに即アップロード
(画像縮小はtwiccaにお任せで。縮小サイズはtwiccaの設定>下の方にある「画像のリサイズと最適化」から選べます)
tweet
というかなりシンプルな流れになってます。
 
 今の所、画像縮小時にexifが色々消えてしまうのが悩み。
画像縮小時にexifをしっかり残してくれる、手っ取り早い画像縮小アプリがないかなぁ…。