デジタルカメラ、「画素数バトル」の次は何バトル?

http://slashdot.jp/it/09/03/18/1322250.shtml
スラッシュドット・ジャパン
 広角バトルも光学手ブレ補正も高感度も当たり前になった今、
今のトレンドは顔認識「プラスα」の機能に移りつつあります。
パナソニックの個人認証は、撮影時だけでなく、画像再生時にかなり効果を発揮。
 
 波が確実に来ているのは、軽量高画質ハイビジョン動画。
CMOS一眼レフは次々HD動画が当たり前になっていて、
業界最大手のパナソニックも高付加価値機は動画デジカメにシフトしたので、
これからは、HD動画無しデジカメは苦戦するんじゃないかなぁ?
(一方、ソニーはTG1のような、ハンディカムを小型軽量化する方向で攻めてます。)
 動画は、かなりチップ周りで電力を消費する&高発熱になりやすいので、
ムービーで様々な省電力ノウハウを持っている大手メーカーが有利になりそう。
 
 連続静止画撮影をベースにした、
画像補正機能(パノラマやダイナミックレンジ拡大)は、
今年の春、カシオとソニーとリコー(!)が出してきたけれど、
実動機の処理のこなれ具合を考えると、来年辺りから本格化しそうです。
 
 カシオのカメラに付いている撮り逃し回避機能は、
モリーカメラだからできるPreRec動画撮影の応用で、
使いこなすことが出来ればとてもとてもとても便利なんだけど、
なぜか「デフォルト」機能ではない*1なのでイザという時に使いにくい。

 連続静止画撮影撮影をベースにした画像処理は、まだまだ出来そうなことが大量にある。
 肝心なのは撮影後の「後処理」(含む:カメラ内処理)なので、
ユーザーを"その気にさせてとりあえず撮ってしまえば"、
付属ソフトを使ったパソコンとの連動で処理することを前提にすれば、
乏しいカメラでも色々面白いことも可能なのではないかなぁ?
この辺り、リコーのような尖った会社がやらかしてくれることに期待。
 
 もうひとつの流れはAF等のタッチパネル化。
 こちらは、まだまだUIがこなれていないこともあり、
小規模メーカーでもアイデア次第で色々面白い商品が出てきそう。
 
 個人的に期待しているのは、省電力&高耐久性カメラ。
撮影枚数がやたら多い&よくカメラの充電を忘れる&
小型カメラはそのまま裸でコートのポケットに入れるので、
ちょっと広角気味で撮影枚数が多くて、ほどよい対塵性能が欲しい。
 
 侮れない高耐久性を持つ『写るンです』くらいに、
誰でもラフに扱えるデジカメがあってもいいんじゃないかなぁ?
 
 
 逆に、あまりに注目されなさすぎなのが、撮影後の閲覧機能。
 
 デジカメ写真用のフォトフレームが最近好調だったり、
PicasaiPhotoのような面白い閲覧ソフトが定番として出ていたり、
ソニーデジカメ付属の画像閲覧ソフトがなかなか楽しかったり*2するんだけど、
カメラメーカー各社のデジカメ付属の再生・編集ソフトの、
おもしろ・便利機能の比較レビューとか、どこかしてくれないかなぁ?
 
スタパ齋藤の「週刊スタパトロニクスmobile」イケてるiLife '09
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/stapa/


iPhotoの提示に応じ、顔が誰なのか「その人の名前」を入力していけば、
人物名から写真を検索しまくれるようになる。
なお、集合写真の場合、複数の顔を認識し、それら複数の顔に対してそれぞれ名前を付けることができる。
(略)
名前による画像検索ができれば超便利。だけど写真に名前って……どうやって? という問題を
スゲくスマートに解決してくれている。
 なお、顔認識の精度だが、作業を進めていくとかなり高くなる感じ。
最初はビミョーに似てる人も「この人って、あいちゃん?」的に提示してくるが、
作業を進めると徐々に精度が上がり、ズバリその人だけを提示することも少なくない 
  

*1:初期設定が必要

*2:過去に撮影・蓄積したデジカメ画像もスマイル検出してくれたり