中国での「マンガ同人誌」が持つ、革命的な意味。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20080704/164537/
その後の「中国動漫新人類」 〜「中国同人事情――オタク、何やってる?」
NBonline
同人誌ブームの布教に「知識派」が貢献しているという
黄さんの言葉が印象的だったが、何と言っても、
パワーポイントの画面で締め括りに書かれた次の言葉が、
私の関心を強く惹いた。それは
「自我意識――民間vs正式なイベント」
という言葉である。
「正式なイベント」とは、「政府主催のイベント」と読むことができるが、
となるとこれは
「自我意識――民衆vs政府」
と解釈することができるのだ。
もちろん、政府に反抗するわけではない。
ただ「トップダウンのメインカルチャー」ではなく、
「ボトムアップのサブカルチャー」だよ、と言っているに過ぎない。
彼らは国を愛し、中国人民を愛している。民主化などという概念は皆無だ。
だからこれが「民主化の鐘を鳴らす一歩を踏み出している」などとは誰も思ってない。
「これこそが実は民主化への動きの兆しなのだ」
という類のことを言うと、たいがいは「ムッ」とする。
当人たちにも自覚がない「民主化」への予兆
だからこそ、「音もない、声もない」変化なのだ。
もう一言付け加えるなら、「本人には自覚がない」変化なのである。
「本人達には自覚がない」というこそが、
いかにも面白いんじゃないかなぁ、これ。