価格競争力の極端に強い、ヤマダ電機などの大手家電量販店が「対抗出店」を積極的に行う理由。

 ひとつの理由は、
特に郊外ロードサイド店だと来店に結びつけるだけでも大変なので、
近場に類似業態の家電量販店があると、購買に結びつくかどうかは別として
なんだかんだいって来店客数は確実に上がるからということだけど…。
 
 勤め先で聞いた話の中で、一番信憑性がある理由として考えられるのは、
価格競争力がある安い店(つまりヤマダ電機側)が
「最後にうちに来て下さい、必ず勝負価格出します。」と宣伝することで、
自店での店員の接客時間(=商品説明のための接客にかかる費用・コスト)を
思いっきり削ることが出来るから。
なるほど、だからヤマダ電機の店員の商品説明知識はショボ(略。
 
 
 価格が高い商売敵の店でしっかり商品説明・体験をさせて、
そのあと自店ではスパッと値引きして売る。
 顧客には「余所より安く売ってくれた」イメージを作り出せ、
商売敵には価格競争・商品説明コストの負担などで
多重にダメージを与える手法です。
こりゃ、上手く考えたものだ。