日本人好みの色温度と、世界各国での好みの色温度。

http://plusd.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0512/20/news019.html
サイバーショット中国販売中止」で現地消費者の反応は?
 
セキュリティーホールmemo』さんの文章に、
ひょっとしたら、色温度絡み?と匂わせている記述があります。
http://www.st.ryukoku.ac.jp/%7Ekjm/security/memo/2005/12.html#20051228
 
確かに、日本人の好み色温度はやけに高いそうですし、
http://www.st.ryukoku.ac.jp/~kjm/admin/2003.html#20030613


大人の科学メールマガジン No.17 (学研, 6/13)。

中国から、「かなり青っぽくなる」といわれて送られてきたものを
日本のスタッフが見ると、誰がどう見ても「赤っぽく見える」という状態で、
どうしても中国のスタッフと話が通じません。
散々メールや電話で議論しましたが、どうしても解決せず、
結局これは「感覚の違いとしか言えない」という結論になりました。
これも色温度話なのかな……。日本人は高い色温度が好みだそうですが。
 
それ故に、日本のTVの多くは、他国よりもかなり高い(青っぽい)色温度設定を用いているらしいです*1
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%89%B2%E6%B8%A9%E5%BA%A6 
色温度 - Wikipedia
 
 日本のTVの高めの色温度設定が大問題になったのが、『千と千尋の神隠し』のDVD発売時。
http://www.synapse.ne.jp/komurano/taiki/sen/
千と千尋が赤い理由」
 青っぽく映るTVモニターの性質をで補正するために、
DVDに収録される元データを赤くしてしまったという事例です。
 
 
 デジカメでjpegmpeg・aviなどの形式で撮影した画像の"白"や青や赤や緑も、
撮影時のホワイトバランス調整で、カメラに設定されている色温度に"補正"されます。
(確か、RAW撮りの場合は、これとは違ってCCDの元データが保存されているはず。)
 
 撮った画像をPCモニターで映したり、コンポジット*2接続などでTV出力した場合の
色温度や色加減の設定が「日本のTV向け」と「海外向け」で違っていた場合、
空や雲の青さが、発売国ごとにズレが出る違う可能性は多々あります。
 この色温度のズレ加減を「ホワイトバランスがおかしい」と言われると…
まあ、結果から言うと出力の色味がずれているのは事実ですし…。
 

*1:細かいことを言うと、市販されている銀塩カメラ用フィルムでも、発売国ごとの好みに合わせた発色特性の違いがあるらしいとか。

*2:ビデオ出力の黄色