北朝鮮・平壌のエリート児童は楽しそうに小天才で遊んでいました。

http://d.hatena.ne.jp/Louis/20050814#p10
『テレビ探偵☆ツンドラタイガー』
 


 この前、どのテレビ局だったかが
北朝鮮平壌のエリート児童のための施設の内部を放送していたのですが
彼等は楽しそうに小天才
(比較的有名な台湾製のパチモンファミコン)で遊んでいました。
唯一ゲーム内容が判別できたのは『ミッキーマウス』。
他のゲームも普通に日本語を表示していました。
北朝鮮のような情勢の国でエリート層の児童ですら
遊ぶのがファミコン、というのはいろんなものを象徴しています。
 
 NintendoDSが値下げだ、ゲームボーイミクロだ、Xbox 360PLAYSTATION 3だとか言いますが、
最新ハードを"その国の平均所得層が娯楽として買える"国ってのは
世界の中でもかなり限られています。
 ファミコンパチ物ハードが未だに世界の一部箇所で購入可能*1であることは
"世界"のTVゲーム事情を考える上で、頭の片隅に入れて置いてほしいところです。
 ところで、アフリカや中南米でのTVゲーム事情って…どうなんでしょう?
ブラジル製のマスターシステム版スト2や、海賊版ファミコン格ゲーなどは
マニアの間でだけ知られているプレミアソフトですが…
そもそも電源は安定しているのかなぁ?
(追記:hallyさんっから世界のTVゲームについてコメントが付きました。
コメント欄参照)

 
 先日リンクを貼った
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/game/etc/eyes/2004/oisan/04.html
のコラムの記事で気になった部分があります。


なぜならテレビゲームは、
ある程度平和が維持され続けてきた社会の中でしか生きられない、
非常に贅沢な娯楽だからです。
 
 テレビゲームが非常に贅沢な娯楽だというのは頭で理解できるけど、
本体・ソフト・プレイ環境の「コスト」の目途さえ付けば、
TVゲームは「さほど平和じゃない*2」場所でも生きられるんじゃないでしょうか?
いや、むしろそういう場所でこそTVゲームが求められそう。
 ほら、日本でも太平洋戦争直後にパチンコや歌謡曲や映画が
一大ブームになってそこから今の日本の娯楽産業が立ち上がった(回復した)みたく、
戦争の"直後"には、衣食住と同様に気晴らしの娯楽が求められるのですよ。
 

*1:さすがに東南アジアではすでに下火らしいが、インドの電脳街では、昨年Nin1ソフトの新品がまだ購入できたそうです。ロシアなどでもフリマでファミコン互換ハードは購入可能らしい。

*2:さすがに、戦争の最前線では無理だw