権威と典礼
http://www.hotwired.co.jp/bitliteracy/shirata/030826/
(by 白田秀彰 と ロージナ茶会、from HotWredJapan)
3ページ目後半に注目。
もうすでにあるのかも知れないけど、ネットワークでの人々の交流を分析したうえで、Inter-Human Communication Protocol
みたいなものの草案を作成し始めてもいいんじゃないだろうか。プロトコルに従わない人を排除するのは、権利の否定や人格の否定ではなくて、単に「403 Forbidden」というメッセージが返ってきただけのものとして処理することはできないだろうか。プロトコルに従わない人のメッセージを存在しないものとして扱う技術的・心理的実装はできないだろうか
2ch的な特殊空間では"あぼーん"機能やNGワード規制の付いたプラウザがあることを考えると
このような発想はある意味アリかもしれません(全肯定はしません)、
が、ネットワーク空間に存在する人々はもはや技術者のような
プロトコルをかなり熟知した集団だけではありませんし、
プロトコル自体の"強烈な縛り"は、どっぷりプロトコルに漬かった技術者には
体感できない場合もあります。
例えば、文字コードの問題と携帯電話での絵文字使用。
携帯メールを使いまくる若者(あいまい語)には絵文字使用は常識ですが、
PCへの絵文字送信は文字コードの絡みで不可能です。
PC側の文字コードと、携帯電話の文字コードの間に一部互換性がないためにこのような
問題が生じているわけですが、
だからといって、即、オヤジ系の頭が固いPCユーザーのように、
PC宛の絵文字メールを「即はじく・非難する」とかいう行動に出るのは
あまり得策ではないと思います。