中国で話題を集める自作ケータイ&デジカメ「山寨機」

http://ascii.jp/elem/000/000/168/168811/


中国では山寨ケータイの父と呼ばれるメディアテックが、
昨年3月に当時画像処理エンジンの専業メーカーだった
ニューコアテクノロジー(NuCore Technology)を買収した。
 
 メディアテックが得たニューコアテクノロジーの技術と、
メディアテックの持つ中国市場へのコネクションを融合した結果、
中国市場にデジカメ向けLSIが出回るようになった。
簡単にデジカメを製作できるLSIが出回れば、
携帯電話機と同様に、ノンブランドのデジカメが出るのもまた必然である。
 
 ノンブランドの携帯電話機に比べれば、
ノンブランドのデジカメが市場に流通してくるのはこれからという状況だ。
それでは、ノンブランドのデジカメはどの程度市場に浸透するのだろうか。
 
 携帯電話と同じ運命を辿ると仮定すれば、
性能が高く、ブランドも確立した日本メーカーや、
韓国のサムスン、米国のコダックには影響はないが、
性能が高くないBenQなどの台湾メーカーや、愛国者など
中国メーカーのシェアが大きく奪われることになるだろう。

(中略) 
 だがメディアテック(旧ニューコアテクノロジー)のデジカメ向けLSIは、
性能は未知数だが、少なくとも玄人なら自作デジカメを生産でき、
闇流通により今までにない低価格でデジカメをリリースすることができる。
メディアテックのLSIをはじめとした携帯電話を構成する各部品単位の性能次第で、
ひょっとしたら中国市場で高く評価され、
ひいては途上国市場に輸出され高く評価されるかもしれない。