自動化できないいわゆる「例外処理」(統計で言う棄却域)こそ、(いい意味で)プロがやってお金になる。

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50466930.html
404 Blog Not Found:例外処理=プロとアマの違い
 
 素晴らしくグッと来る名エントリーです。
けど、「例外処理」の例外が起こっている場所を
掘り出したり、見つけたりするための情報の多くは、
もちろんGoogleさんのクレーム部門とかが一番知っているし、
商売として美味しい「例外処理」はGoogleさんの情報量と技術力と人力とで
勢い短期間のうちに一気に「例外」じゃ無くされていく傾向があります。
 
 Googleさん以外は、この「短期間」の間を隙間を埋める人力エンジンとして稼いでいくのか、
あるいはGoogleさんが襲いかかってくるほどは稼ぎすぎないように細々とやっていくのか、
あるいは、はてなmixiskypeみたく、Google的"ではないだろう場所"をメインフィールドにするのか、
あるいは新しい自動化エンジンを作って買収されるのを待つのか…。
 


実は、この「例外処理」こそが、プロとアマの違いなのだ。
極論してしまえば、もうそれしかない、残っていない。
(中略)
我々は、やっと理解したのである。
オープンソースが提供しないもの、それが例外処理であることを。
そしてそのオープンソースがなしていないものを実装することこそが、
プロとして振る舞うことなのだということを。
(中略)
その観点から見ると、Googleというのはあの巨大な時価総額に関わらず、
プロになり切れていない会社である。それが最も表れているのが、
この exception handler の実装だ。
(中略)
このGoogleの例外処理の二重性は、
「甘い例外はぼくたち、苦い例外はきみたち」という風にしか
私には聞こえないのだが、私の耳がおかしいのだろうか。
(中略)
例外は沈静化(neutralize)や最小化(minimize)は出来ても、
消滅化(annihilate)は出来ない。だから、Google、というより
梅田望夫が思い描くGoogleがそうなるかも知れないシステム」が
やらなければならないのは、システムに例外が起らないようにすることではなく
システム自身に例外を処理させるようにすることなのだ。