いまさらイラク戦争の記事にリンクしてみる。

http://www.1101.com/takeda/index.html
武田徹、戦争報道について@ほぼ日刊イトイ新聞
 
 ところで、武田徹さん
http://member.nifty.ne.jp/t-takeda/
のオンライン日記を読んでいると、
ゾッとするような切れ味の文章を見つけました。
 オタク文化の特徴のひとつに「コレクション」と同時に
「交換・貸し借り」(例えば、大量の掲示板書き込みも情報の強制贈与で、
お返事でそのバランスを取る。)があることは見逃せません。
 ファミコンソフトの貸し借り、マンガの交換なんてのは
結構ある話ですし。
 
 独特の贈与体系「投棄」なんて現象もあります
(突然部屋の前に古いX68000の箱が置いてあって中身がCDRだとか、笑)
この辺り、ディープなオタク論を行うなら無視できません。
 あ、今「贈与の批評性」って言葉がちょっと浮かんできたような。
 
しかし安い機材にはひとつの効能があって、実はハードな取材をしているジャーナリストほどチープな機材だったりする。それは捨てて逃げても被害が少ないからだ。捨てたくないと一瞬でも躊躇させる機材のせいで命を落とすのはばかげている。それに世話になった人や、取材相手にあげて来るという必殺技もある。命の代わりに捨てて来られたり、贈り物になる機材の方がジャーナリズムに適性があるということを示し、そこからジャーナリズムの在り方を想起させることも、優れた講師だったら安い機材を入り口にして出来るだろう。贅沢な機材のそろった大学ではそうした切り口はあらかじめ失われている。