ラジ館PRESSさんに記事掲載させていただきました:「TOKYOPOP」の創立者、スチュウ・リービーさんらが秋葉原で語る

http://press.radiokaikan.jp/?p=11887
ラジ館PRESS
 
久々に記事掲載させていただきました。
 
クールジャパン・イノベーション研究会主催のシンポジウム
「クールかどうかは外国人に聞け! 国内外における日本コンテンツ市場、現状と未来予想」
のレポート記事です。
 
日本国外での日本のポップ(オタク)カルチャーが直面している問題点・課題点などについてのシンポジウムでした。
以下、シンポジウムでの話題の個人的な感想。
 
北米市場でDVDやBDなどの「盤がお店で売れなくなってきている」のはオタクカルチャーに限ったことではなく、
店舗型レンタルDVDショップすらも、いまや大手チェーンが倒産するなど苦戦している状態。
Redboxのような自販機スタイルやnetflixのようなネット注文スタイルのレンタルDVDへと主戦場は移行して、
そしてそこからさらに進んで、例えばクランチロール*1等のようなインターネット上の
動画配信サイトなどでの「ダウンロード販売」や「ビデオ・オン・デマンド」へと最前線は進んでいる。
そういえば、米国で話題のオンデマンド動画配信サービスHuluも日本に進出しましたね。
日本での「お店ではCDが売れないけれど、着うたやiTunes経由で音楽は売れて、音楽は聴かれている」という傾向に近いかな。
"若者の物理メディア離れ"や"流通の中抜き"、日本以外でも、小売店にとっては結構深刻なんだなぁと感じました。
 
 
映画やDVDなどとネット配信などをうまく組み合わせて成功した事例としては、
サンライズガンダムユニコーン劇場版での展開が最近の面白い事例です。
http://hotakasugi-jp.com/2012/03/03/sunrise-contents/
次代を生き抜くためのサンライズのコンテンツ活用戦略 | Film Goes with Net
http://zubunuretiwawa.ldblog.jp/archives/3650505.html
タイバニは女性向け意識せず…サンライズのコンテンツ活用戦略セミナーレポ : 駄チワワ:旅と怪獣舎
http://togetter.com/li/266151
サンライズの宮河専務講演会 コンテンツ産業向け知的財産フォーラム〜サンライズ のコンテンツ活用戦略〜 - Togetter
 
「キャラクターライセンシービジネス」の最近めざましい成功を遂げているモデルケースとしては、
仕事を選ばない世界的に有名な猫(笑)としても話題のハローキティの事例が面白い。
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2012/0512/
NHKスペシャル|追跡!世界キティ旋風のナゾ
http://www.animeanime.biz/all/12151/
アニメ!アニメ!ビズ:サンリオキャラ 中国系企業がマスターラインセス獲得 17キャラ5年間で67億円
 
あともうひとつ、
日本の旧作名作マンガ・アニメの海外展開に関しては、
手法とタイミング、そしてファッションなど他分野とのうまい連動で
まだまだ掘り起こしが狙えるコンテンツもあるのではとも感じます。
例えばこんな記事も。
http://www.animeanime.biz/all/121161/
北米のマンガ事情第10回 『セーラームーン』が北米でなぜ今売れているのか。
古参オタの世界の中では「リバイバル」かもしれないけれど、
北米の日本ポップカルチャーのオタクもそろそろ2世代目に入りつつあることを考えると、
こういった、旧作の掘り起こしや新訳・ファッション連動という流れはいろいろとアリなんじゃないでしょうか?
日本でも、最近『魔法の天使 クリィミーマミ』がファッションとの連動でリバイバルしたとかいう面白い事例もありますし…。
『魔法の天使 クリィミーマミ』×galaxxxyコンセプトショップがgalaxxxy in Hi-Fiにて10月22日よりスタート!!!!
galaxxxy rocks!
http://galaxxxy.jugem.jp/?eid=21198
 

*1:日本で言うニコニコ動画のニコニコアニメチャンネルのような巨大ポータルサイト。参考:クランチロールが語る海外アニメ配信-スピーチ「世界的アニメ・プロジェクト」 http://www.animeanime.biz/all/123251/