「メモリの場合、サイズを支配するのは光学部となる。」

http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080206/zooma344.htm
小寺信良の週刊「Electric Zooma!」:
第344回:メモリ内蔵の新機軸、キヤノン「iVIS HF10
フルHD読み出し、フルHD記録の実力は? 〜
 


 テープにしろDVDにしろ、
リムーバブルメディア採用のビデオカメラは、
メディアサイズとドライブ部である程度の大きさが決まってしまう。
それゆえ全体のサイズ感を小さくするために、光学部が犠牲になる例が少なくなった。
しかしメモリの場合、サイズを支配するのは光学部となる。
 
(バッサリ略)
 
しかし撮影後の動画の扱いは、
カメラメーカーやPCメーカー、WEBサービスなど全体が取り組むべき課題だろう。
デジタルカメラは、フィルム写真ではないメリットにPCユーザーが真っ先に気づいて、
いろいろなソフトウェアやWEBソリューションが広がっていった。
しかしビデオカメラというのは、デジタル化したときに
活用のイノベーションが起こらなかった分野だ。
 
 昔は入学式、運動会シーズンにビデオカメラが売れたものだが、
最近は子供ができたとき、結婚したときなどのタイミングで買われている。
よりビデオ撮影が、身近なものになりつつあるわけだ。
いつまでも運動会だけでない新しいビデオカメラの世界を築くためにも、
本体のイノベーションだけでなく、
撮ったあとのおもしろさが求められている時代なのだ。
 
 ハイビジョンサイズの動画は、PC+ADSL回線で扱うにはまだ重すぎます。
携帯電話カメラサイズやYoutubeあたりのサイズの動画はブレイクしましたが、
ハイビジョンならではという形になるには、PCの処理速度がまだ足りない。
 
 しばらくの間は、ハイビジョン対応のメモリカメラで、
SD画質で延々撮りまくる+即ネットに転送するというのはありかもしれない。
カメラの光学系の品質はハイビジョン対応なのでえらく優秀だし。