約2万カットの人生を持ち歩く――「Cyber-shot DSC-G1」の開発者に聞く

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合田氏:(中略)
 もうひとつはアドホック接続によってDSC-G1同士を接続できることです。
片方のカメラで撮影した写真を、単純にもう一方にコピーすることはもちろん、
2台のそれぞれで同時に撮影し、2台の両方に写真を記録できます。
例えば旅行先や結婚式のイベントなどで、
友人のDSC-G1と連携し、異なるアングルから同時に撮影可能です。
あるいは、2台で向き合って撮影すると、
撮った瞬間に自分自身の姿が自分のカメラに記録される、
といった新しい映像体験も生まれます。
 
 もちろん、この価格の製品を個人で複数購入するのは現実的ではなく、
現状ではニッチな使い方であることは否定できません。
ただDSC-G1は、当社の成長戦略としての位置付けがあります。
カメラで写真を転送する手段として、
無線機能は将来的には欠かせない機能になると考えています。
それをいち早く搭載し、体験してもらいたいと思います。
また、ごく簡単な操作で無線接続できることが絶対条件で、
その点には特にこだわりました。
 
(中略)
 
判治氏:
 言葉でいくら説明しても
魅力がなかなか伝わりにくく商品といえるかもしれません。
しかし、すでに購入されたお客様からの反響は少なくありません。
我々開発スタッフは、様々なウェブのコミュニケーションを通じて
ユーザーの意見を絶えず確認しています。
例えば、こんな使い方がありますよとか、
この機能は要らないからこんな機能が欲しいといった意見を聞き、
今後の展開に反映させたいと思っています。
ユーザーと一緒になってコンパクトデジカメの新しい市場や、
写真の新しい活用を広げていきたいですね。