「同一労働同一賃金」の現代的意味

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ブログ「旗旗」 by 草加耕助
 


この講座のスタッフの皆さんは、
ある会社の管理職正社員と、
それに使われている派遣社員(事務職)の職務評価をしてみたそうです。
後で突っ込まれないように主観を排してできうる限り客観的に、
時間をかけて詳細に判断した結果、
社員の労働強度を、その「責任」や「精神的な負担」なども評価した上で100とした場合、
同じ部署で働いている派遣社員の労働強度はもちろんそれよりも低く、
正社員の74%という結果が出ました。
ところがそれに対して、派遣に支払われていた賃金は
正社員の17%(!)だったそうです。
 
(中略)
 
 さて、実は本格的な職務評価をするためには、
専門的な知識や各種の客観的なデータが必要で、時間もかかるもののようです。
ですが、この講座では「1時間でできるカンタン職務評価」と題し、
ワークシートに沿って、担当する職務に必要な、
1)技術、2)精神的・肉体的負担、3)責任、4)労働環境
の4つの大きな要因について分析し、
総合的に評価する簡易式の職務評価方法を教えてもらえるそうです。
多少の主観は混じるかもしれませんが、
自分がおかれた地位を認識してもらう一つの目安として、
この簡易評価方法が広まればいいなと思います。
 
 この手の「簡易」評価方法ってのが、
ある程度大ざっぱな目安を測るために出てくると大きい。
重箱の隅を突っつくようなあら探しよりもよほど建設的。