「なんだか救いようがない話のように見えるが、なぜ救いようがないかといえば自分たちだけを救おうとする誘惑に勝てないからだ。」

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50752846.html
404 Blog Not Found:万国の労働者は団結できなくなったわけ


かくして、労働組合
「まだ得ぬ権利を勝ち取るための団体」から
「すでに得た権利を守る団体」へと変遷をとげていく。
いつぞやのクローズアップ現代で、
正規雇用者と派遣社員の組合加入を巡って迷走する
労働組合の会議が出てきたが、
これは労働組合員というのが既得権益になったことを示している。
 
こうなると、各個撃破は簡単だ。
労働組合員には
「新規加入を増やすと、君たちの一人当たりの取り分は減るぞ」とささやき、
非組合員には「もっとがんばって既得権益にあぐらをかく組合員たちを見返してやれ」
とささやけばいい。

実に典型的な囚人のジレンマだ。

 
 ちょっと気になるのが
 「自分たちだけを救おうとする誘惑」ってところ。
 
 自分を救うことが、仲間もうまく救えるWin-Winな手法を
まだうまく考え付けない・実行できない
(あるいは「うまく作れないようにされている」)ってのが
最大のポイントなんじゃないかなぁ。
 
 その辺りは多分、ここ数年でぐっと変化する気がするんだけど。