シリコンバレーの労賃はインドなみになる

http://d.hatena.ne.jp/essa/20070620/p1
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確かに、従来の違う方法で分業を可能としても、
最初はローエンドをサポートするのがやっとでしょう。
しかし、ローエンドでも一旦市場に参入してしまえば、
あとは経験の蓄積でどんどん品質を上げていき、
やがてハイエンドを飲み込むというのが歴史が教える所です。
 
「リスクを負担しない労働」の価値が低いのは当たり前です。
それを問題視するつもりは毛頭ありません。
雇用は報酬が安い代わりにリスクが低い労働を提供する形態です。
冒頭に引用した議論の中で、id:dekainoさんはこうおっしゃっているのですが、
私は「リスクの低い労働」の価値が、
到底先進国に住む人間には許容できないほど低下する、
つまり「雇用」という労働の形態はほとんど消滅すると思っています。
だから、これは重要な社会問題になるし、対策が必要になると考えています。
 
だから、個人のサバイバルとしては、
労働者はリスクを避けるべきではないと考えますが、
社会批評として考える時には、このショックをやわらげるために
市場メカニズムを抑制するような何らかの政策が必要だと思っています。
 
 賃金や「仕事のやり甲斐」が
国内だけでなく、国際間競争にさらされるようになると、
この手の問題はかなりややこしくなる。
 
 日本国内でも、ホワイトカラー労働者や
「熟練した職人」の海外への移動が起こっていたり。
 
…そういえば、福岡で私の行きつけだった古道具屋のおやじさんは、
結構頻繁に中国に「出稼ぎ」旅行に行ってました。
腕のいい貴金属鑑定士ってのは、あちらだと引っ張りだこなんだとか。