田中長徳「GRデジタルワークショップ」購入

GRデジタルワークショップ (エイムック (1236))
ISBN:4777905888
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4777905888/
 
 うわぁ、この時期にこの本を出してきたかぁ。
青山ブックセンターで見つけて、10分立ち読みして、購入しました。

 帰宅してチェックすると、カラーページの作例部分のいくつかに
印刷時のゴミ?やインクのドット抜け?のような跡がありました。
印刷の程度を気にされる方は、購入前に一度中をパラパラとめくって
印刷の具合をチェックしたほうがいいかもしれません。
 あたしゃそこまで気にしませんが。
 
 あと、モロクロ撮影ページの部分は、
作例写真に印刷の斜め格子模様というか、編目模様が目立って出ています。
普通はこの格子模様、あまり目立たないはずなんだけど
ひょっとしたら紙や印刷機とかの相性が悪いのかなぁ…。


(追記:どうやら、印刷過程で階調を出すために
複数種類のインクを組み合わせていたみたいです。


印刷は、黒いインクに
「特色」の特別なグレー(DIC957 石板色)の2つの色を掛け合わせて、
オリジナルの階調とコントラストを再現するように工夫しています。

http://blog.sideriver.com/camera/2006/07/gr15_baf7.html
カメラ編集部の: GRデジタルワークショップ 発売まであと15日!

これが原因で、印刷独特の「格子模様」が目立つようになったのかなぁ。)
 
 内容に関しては、色々発見がありました。
ミノックスカメラが出てくるところとか、
コンデジならではの昼間の微弱ストロボ*1の使い方や、

MFというのはなにかわけがわからないので使ったことはない。
(P.080)
という相当ロックな文章があったりします*2
 
 作例写真がほとんどグッとこないとか、気になる点もいくつかあるけど、
「ファンブック」としては悪くない本だとおもいます。
値段も、この手の本にしてはえらく安いし。
 
ただし、まだまだ、エキセントリックなカルト本
「使うリコーGR」
使うリコーGR (クラシックカメラMini Book Special issue)
ISBN:4575292281
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4575292281/
ほどの煮詰まりはないです。
 

*1:フィルフラッシュというらしい

*2:注:GRDのような広角のコンデジでは、CCDの小ささと実際のレンズ焦点距離(5.9mm)の組み合わせにより、相当に被写界深度が深くなる。故に、極端なマクロ接写を試みたり極端に画像サイズを大きくしない限り、ほとんどの距離ではAFで実用十分にピントが合ってしまう。ただし、低輝度時のAF補助光照射がないカメラ(GRDは設定でAF補助光をoffにすることが可能)では、極端な闇夜やクラブの中などの暗所での近距離撮影では、ある程度の目測+MF撮影機能は必要になるかもしれません。