「任天堂が挑むべき課題」について

http://d.hatena.ne.jp/wapa/20060613/p2
わぱのつれづれ日記
 
 特に気になったのが、下記3点。


○困難なジェスチャ認識
(略)
もちろん、ゲームごとに調整していけば
ある程度の使い勝手は生まれるでしょうし、ノウハウもたまるでしょう。
しかし、そういったヒューリスティックな経験の積み重ねは、
あるレベルまでは簡単に行くものの
最後の一段階の精度を上げるのは非常に困難です。
もし、その最後の一段階がWiiのゲーム性において
クリティカルなものであったとすると、
Wiiの操作系は根本的な欠陥を抱えてしまう羽目になります。
 この辺りは、ダイレクトな反力(操作抵抗)が生まれにくい
ジャイロ無し無線リモコンによる操作の限界が出てくるかもしれませんが、
「そこまでのジェスチャー操作精度を必要としない」設計を
色々と心がけることで、逆に大きなブレイクスルーができるかも。
人間の種々の動作での「精度」の出し方ってのは、
機械的な精度と違ってかなり感覚のフィードバックに左右されます。
 
 けど、精度がしっかりと出ている方が、なんか、気持ちいいよな。

Wiiリモコンの人体に及ぼす影響
(略)
 一時期2chで「腱鞘炎になる」などの主張をする人がいましたが、
それらの可能性も加味する必要があるでしょう。
空間で、感触もなくものを振る動作は、
たしかに手首への負担は大きいと思います。
このあたりの人体への影響について、任天堂
ちゃんと医者や運動科学の研究者を交えて、
健康に問題ないか検証していればいいですけど、
もし何もしておらず感覚的にWiiリモコンを採用していると危険ですね。
 
 最悪ユーザが障害を負い、訴訟沙汰になる可能性もあります。
そうなると、企業イメージはがた落ちで、立ち直れない可能性もありますからね。
念には念を入れたケアが必要だと思います。
 Wiiリモコンで気になるのが、その重さと「重量バランス」。
最大の重量物である電池は持ち手部分にあるのは確定でしょうが、
微妙にリモコン先端部が膨らんでいるのが気になります。
これはリモコン操作が高速になってくるほどえらく効いてくる。
 あと、健康面では、ついついコントローラーを
「握りしめる」ことも考慮する必要はあるかも。
 
 今時の薄型iPodや、小型mp3プレイヤー程度の重さなら、
振り回してもさほど手首に影響は出ないと思われますが、
Wiiリモコンはちょっと先が長い形状なのが気になる。
 
 あと、実世界で最後に強い反力がある動作を、
反力無しでシミュレートするってのは、結構違和感があります。
(例:まな板で包丁を使って玉ねぎを切る、ビリヤードで玉を突く)

これは、振動機能だけでは問題アリ。
 


Wiiリモコンの物的危険性
(略)
 実際、Wiiリモコンでダーツやボーリングなどの操作をすることを想定すると、
思わず最後にリモコンから指を離したくなる感覚が分かっていただけると思います。
なまじバーチャルな体験を出来る分、
リモコンを離す感覚までリアルに生じる可能性があるわけです。
常にストラップを手首に巻き付けてプレイするようにしないと危険だと思いますが、どの程度それを徹底させられるか。
結局はユーザの使い方によるわけですし。結構なリスク要因だと思っています。
 う〜ん、こればっかりはやってみないとわかりません。
少なくとも、ファミコン時代から(ゲームでむかつくと)
コントローラーを投げる人はいましたw。