M_orochi「待ち受け画像をダウンロードしたがるような人たちが気に入るような写真は、Web写真界隈の写真とはかなりズレがあるような気もしますけどね。」

http://dc.watch.impress.co.jp/cda/webphoto/2006/06/08/3906.html
web写真界隈:第9回 徳増憲太郎 / 森川智之(後編)
ぼくが撮ったわけじゃないのに写真を撮った満足感を感じる
 


tmkr 
それってぼくも思ってて、
昔の写真家ってヨドバシカメラで用品を買って、ギャラリーをまわって、
ゴールデン街に流れて飲む、っていう感じで新宿が中心だったような印象があるんですよ。
でも、デジタルとかWebの時代になって、郊外のヤマダ電機で用は済んじゃうんで、
場所としての中心はなくなったんじゃないかなと思います。

uzi
 連載の1回目で、個人サイトもビジネスについて考えるべきだ、
というような事を発言したけど、実際には何にも思いつかないんですよ(笑)。
ぼくくらい「ビジネス」という言葉がそぐわない人間もいないですから。
 
tmkr
 ぼくはWebをビジネスに結びつけることはあんまり考えていないです。
Webは無責任にいろいろ実験できるのが面白いと思ってるんで。
 
M_orochi
 ぼく自身は、どうすれば写真で食っていけるのかという問題に直面しているところなんで、
Webをビジネスにすることを考えるよりも、現実の世界の仕事を探すほうが先決です。

uzi
(略)
知り合いがいい写真を撮っているのを見ると自分までうれしくなる。
そう感じる人たちの集まりが「Web写真界隈」なのかもしれないと思う。

M_orochi
 ミュージシャンの豊田道倫さんが佐内正史さんの写真について
「全部の写真がいいとは思わないけど、悪くても良くても全部見せていくところがいい」
というようなことを言ってたんですよ。
これは佐内さんの写真に限らず、豊田さん自身の音楽のことも含んだ
表現全般に通じることとして言っていたように思います。
モノを作る人間は誰にも波があって、作品が面白くないときもあるけど、
それはあたりまえのことなんで、
面白いものばかり見せなくてもおもろないものも全部見せていけばいいのかなと思います。
展示だとそうはいかないけど、Webならそれができると……。