CEATEC Japan 2009、今回圧倒的だったのはSonyのハイビジョン3D映像のデモ。凄すぎてキモいレベル。

Sony "240fps 3D camera" demo!
 今回圧倒的だったのは、Sonyのハイビジョン3D映像のデモ。
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200910/09-117/
Sony Japan | プレスリリース | ハイフレームレート単眼レンズ3Dカメラの技術を新開発
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20091006_319884.html
CEATEC JAPAN 2009【ソニー編】 -AV Watch
 


動画ボケ、ジャーキネスの両方に関して、
毎秒240フレームあたりに、ほぼ限界近くに達するポイントがあることが判明したという。
(略)
このカメラの映像を見ていると、ハイビジョンを実現したその後に求められる要素が見えてくるようだ。
 

http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/avt/20091005_319595.html
本田雅一のAVTrends】ハイビジョン映像の本質を引き出す -AV Watch

 
 本田雅一さんのtwitterで激賞されていたので、
どれどれ240FPSとはどんなものかな…とお試し感覚で覗いてみたら
…こいつはすげぇええええぇっ!
 
 今日のCEATECでは、映像デモいろいろの視聴前に、
コーヒーとかレッドブルとかカフェイン分かなり多目に飲んで、
60FPS(秒間60コマ)の3D映像や4K2Kハイビジョンまでは
余裕で対応できる程度には視神経覚醒させて行ったのですが、
ソニーのこれは、まったくもって異次元、異世界レベルの映像でした。
 
 喩えるなら、初めてPLAYSTATION2の動画を観たときのショックに近いです。
 3D映像表現として情報量が正確に多すぎて、知覚が追い付かない。
「視覚がリアルすぎてキモい」映像を久々に体験しました。もちろん誉め言葉です。
 もうひとつ重要なのが、観ていて疲れないこと。
奥行き感重視と言うことで視差をほとんど強調していない映像なので、
ひじょーに気楽に体感できるんですよ。すごいのに。
 
 これを観た後、他の3Dデモ(含むソニーのデモ)を体験すると、
「なんかかったるい」とか「酔う」とか「結構疲れる」とか、
なにかしらいろいろと不自然感が残るんです。
これは、なんとなくですが、3D感を不自然に強調しているからかもしれません。



 もしも、今年のCEATEC行かれる機会があるのでしたら、
SONYブースのこれだけは、真っ先に体験することをお勧めします。
特に、音ゲーと格ゲーとかFPSで「1フレ2フレが見える」方だと、見え方の凄さに驚くはずです。
 

初音ミクのコスプレした「HRP-4C(未夢(ミーム))」さんをYAMAHAのブースで撮影してきたよ。

VOCALOID Hatsune-Miku robot (HRP-4C MIMU).

http://robot.watch.impress.co.jp/docs/news/20091006_319867.html
Robot-ニュース--CEATEC JAPAN 2009:HRP-4C 未夢」が「初音ミク」姿で歌う、ヤマハ産総研がコラボ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0910/06/news089.html
CEATEC JAPAN 2009:「ワールドイズマイン、歌います!」 ヤマハ、“しゃべる”VOCALOIDロボ公開 - ITmedia News
 
 東芝のバケモノTV、CELL REGZAを撮影し終わった後、
聴き覚えがある曲「メルト」が流れてきたのでフラフラとヤマハブースへ。
VOCALOID Hatsune-Miku robot (HRP-4C MIMU)
お、ミクコスの人が…あれ、動きが微妙に人間らしくない…もしやデコイ?

http://www.nicovideo.jp/watch/sm8436555
リアル(?)初音ミクを撮影してきた。‐ニコニコ動画(ββ)
 
VOCALOID Hatsune-Miku robot (HRP-4C MIMU)
「メルト」を歌い終わって、自己紹介しているところ。
 
 ということで、産総研に所属の「HRP-4C 未夢(ミーム)」さんが、
YAMAHAのブースでボーカロイドセカイカメラとコラボしているのを撮影。
突発で撮影したので、ライティングの見切りとかカメラアングルはかなりいい加減です(泣。
VOCALOID Hatsune-Miku robot (HRP-4C MIMU)
みっくみくにしてあげる」を歌ってるところ。前の方にはTV局のカメラマンが…。

VOCALOID Hatsune-Miku robot (HRP-4C MIMU).
 歌い終わったところ。しかし、残念ながら拍手はまばらでした。
ブレイクする前の、アイドルの地方巡業みたいな光景。
 
Vocaloid lipsync demo
今回の「HRP-4C 未夢(ミーム)」さんとボーカロイドのコラボ説明。
ボーカロイドの発話情報から、口パクデータを生成。
そこから口周りのリップシンクを行うというコラボらしいです。

VOCALOID Hatsune-Miku robot (HRP-4C MIMU).
ライブ終了後は撮影会。まだ、ちょっと表情固いです。
 
 残念だったのが、
今までの「HRP-4C」さんに求められていた「会話」と違って、
歌を歌うときには、口周りの筋肉のうごきだけでなく、身体全体を使うって歌うことをまだ理解してないっぽいこと。
 歌が上手い人のライブだと、口や鼻腔や表情まわりの筋肉全体やお腹周りや腰回りや手のフリやら…、
身体のあらゆる部位全体をなめらかに、しかしかなり激しく連携させて歌っています。
HRP-4C未夢(ミーム)」さんの動きは、まだ、「口だけ」な感じで、
ロボットみたいにぎこちないのと*1
いろいろな部分の動きが小さいか、あるいはできて無いんです。

 そして、姿勢。棒立ちはいけない。リズム取れてない。
ゆっくり滑らかに「リズムに乗って」首〜肩〜腰を動かすだけで、
観衆に与える感じはずいぶん変わってくるような気がします。
立つのがダメなら、例えば、座ってゆったり歌うとかいう手もあります。今後に期待。
 
 あと、ネット上では、容貌や体型でいろいろ記述がありますが、
小中学生では微妙に太め体型で表情が固い人でも、
高校生辺りから一気にオシャレに目覚めて美人になることもある。
 BUBUKAとかに載っていたりする、
歌唱力系のアイドルの小中学校から現在までマル秘履歴写真とかで、
時々、ある日突然見た目が激変していることがあります。
若い女の子って、なにかしらのきっかけがあれば、
数週間でグッ見た目が大人っぽく変わるものですからね。
 
Sekai camera demo on YAMAHA booth
 
 今日のライブは微妙でしたが、自分が撮った感じでは、
一瞬見せた横顔の映り方と、真っ直ぐ観客を見る視線はまあ悪くなかった、
これで即メジャーデビューできるとはまだ言えませんが…。
(web上に載ってる写真の大半は、女の子の撮り方としてはあまりに無骨すぎです…。)
 
 これから、自分の魅せ方、特にメイクのコツとかをしっかり努力すれば、
数年後には美少女系アイドルとしてブレイクできる素養は充分にありそうです。
ブレイクするアーティストの先物撮りに自信がある私は、
HRP-4C未夢(ミーム)」さんの数年後をちょっと楽しみにしています。
 

*1:「中の人」などいない!