「欲しいと思った人が、「欲望に負ける価格」とはいくらくらいなのか、と考えたのです。」

http://alao.cocolog-nifty.com/the_eye_forget/2006/10/01_8af4.html
THE EYE FORGET(横木安良夫): 写真集の作られ方 Vol.01
 


その結果コーリティの高い、オリジナルプリントを買う層が、
決してコレクターではない人たちの間に、確実にあることを知ったのです。
そういう意味で日本には、アート写真の市場がないのではなく、
福川氏の考えは立証されたかたちになりました。
僕は、市場の確立していない、日本では、
今、海外では、このぐらいの価格だということを無視しました。
 
それより、この写真好きだな、と思ったとき、いくらだったら買うか、
欲しいと思った人が、「欲望に負ける価格」とはいくらくらいなのか、と考えたのです。
もちろん、その価格で生活できることはないでしょう。
 
(チョイ略)

そして不思議なことに、一枚のプリントを買った人は、
やがて他の写真も、そして銀塩のプリントも欲しくなるのです。
それこそが、資本主義社会の不思議、
知ることによって、知られることによって、購買意欲が沸く経済原理の実践です。
・・・僕はようやく、アートを売り側、買う側のヒントをつかんだ気になったのです。
だから、日本人は、写真なんか買わない、ということは、ありえないのです。
結局買いたいものがない、というのが結論でしょう。

 

雑誌のなかのグラビア一ページを切り取って壁に貼るってのは、アイドルが好きなティーンエイジャーとかが結構やる手法。

 雑誌から、ハサミやアイロン*1で欲しいページを切り離す瞬間って、結構好きだったりする。
 

*1:平綴じ雑誌の背表紙の接着材を溶かすときに、アイロンを使うとうまくいく

8ミリフィルム生産終了へ 映画監督ら「待った!」

http://www.asahi.com/culture/movie/TKY200610200237.html
asahi.com
 スーパー8が無くなるなら世界中大騒ぎだろうけど、
シングル8なら確かに無くなっても不思議はないだろうなぁ…。
 フィルム最大のメリットのひとつ、撮影時の「多重露光」は
どんどん撮影後の後処理に移行していくのかなぁ?
 
http://fujifilm.jp/information/20060425/index.html
FUJIFILM:シングル-8用フィルム
「FUJICHROME R25N」「FUJICHROME RT200N
販売および現像終了のお知らせ
(注:マグネコーティング用の機械が現在故障中のため、
現在、音声(アフレコ)付きの現像はできないそうです。)
 
http://www.fujifilm.co.jp/history/dai3-06.html
富士フイルムのあゆみ -“フジカシングル-8”の開発-
 
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/motion/super8/index.shtml
コダック 映画関連製品−製品情報:撮影用カメラフィルム-スーパー8フィルム
 
http://film.club.ne.jp/
8ミリ専門店レトロ通販 Retro Enterprises, Tokyo Japan
35mmカメラ用のフィルムを使った、カードリッジ入りの8mm生フィルムを製作・販売。
 
http://slashdot.jp/article.pl?sid=06/10/20/2352220
スラド日本:8ミリフィルムシングル8」の終焉
 
 ところで、16mmの映写って、講習受けなきゃできないのね。
不勉強にして、知らなかった。
 

TVで見るために、買う。

http://www.nintendo.co.jp/wii/topics/interview/vol3/05.html
社長が訊く Wii プロジェクト - Vol.3 Wii チャンネル編
第5回 「テレビでデジカメの写真を見る行為自体が新鮮」


岩田
写真チャンネル」で私が印象的だったのは、圧倒的な軽快さです。
Wiiで写真を扱ったら、ここまで軽快になるんだと驚きました。
写真を閲覧したり加工したりするソフトはPC用のものがたくさんあって、
ものすごく豊富な機能がついているんですけど、
あの軽快な操作感というのはほかにはないんですね。
写真チャンネル」の軽快さを体験すると、
これはPCの文化とは根本的に違うものだなと感じました。
 
河本
 待たされたりするのって、いやですからね。
極力、写真の読み込み時間も短くなるようにスタッフにがんばってもらいました。
 
岩田 プログラムで工夫して、上手に隠しているんですよね。
 
 Wiiは確か480p(720×480)でD2端子・プログレッシブ接続には対応…。
 ひょっとしたら、超高速での閲覧&スライドショーとかできれば、
今考えているネタにも"激しく"使えるかもしれない。
mp3を流しながらのスライドショーも可能だそうですし。
 
 こりゃ、毎週デジカメ買うの中座してでもWii買って試すべきかなぁ…。
 

Sony BRAVIAの話題のCMの新作

http://www.bravia-advert.com/paint/thead/
 爆発終了後の、最後のペンキが降り注ぐ児童公園が超イカス。
映画館とかの宣伝映像で見たら、かなりやられるはず。
 
 是非ハイビジョン画質で見たいんだけど、
これ、DVDではうまく再現できるのでしょうか?多分、無理だ。
この光景の「全てを、可能な限りあらゆる角度から精細に見たい」という欲求には
さすがに対応できない気がする。
(まさしくソニーの思うつぼ。)
 
 PS3のおまけに、
このCMシリーズの高画質マルチアングル映像のブルーレイディスクが付いてきたら、
PS3の映像表現の凄さを示すデモとしての訴求力は結構あるかもしれません。

 メイキングはこちら。
http://www.bravia-advert.com/paint/behindthescenes/
クレーンやワイヤー類は、撮影後の後処理で消しているらしい。
 

「新しい」ハードを買う必要があるという、説得力があるキラーコンテンツをつくる才能。

 
 上記の、Sony BRAVIAのCMを見た時、思わず、
キラーコンテンツって言葉を久々に意識した。
娯楽のための、○○を楽しむためなら数万円投資すると言う、
最初の大きな跳躍には、ある程度圧倒的な、
「なにかしら」の跳躍のための勢いをつける
キラーコンテンツがいるんだろうなぁ。
 
 自分の場合、それは、明らかにRezの登場だった。