PENTAX K-3 レンズキットをお借りして、まずはキットレンズで2週間色々撮ってみた。

Mikudayo in VOLKS Akihabara : Pentax K-3 testshot
VOLKS秋葉原店のミクダヨーさん、K-3レンズキット。lightroom4.4で現像。

(関連リンク:
http://blog.livedoor.jp/geek/archives/51417848.html
「スーパーアイドル状態」 "ミクダヨーさん"も来た ねんどろいどぷち店頭販売イベント - アキバBlog)
 
 
リコーイメージングさんのブロガー向けモニターキャンペーンに参加して、
ペンタックスK-3レンズキットを、発売日当日から3週間ほどお借りさせて頂きました。リコーイメージングさん、ありがとうございます。
 
2週間ほどK-3レンズキットを使ってみて、
ここがこのカメラで1番良いところと自信を持っておすすめできるのは、
スナップ撮影していて目と身体が疲れないことでした。
時間が経つのをつい忘れてしまうほど、電池とメモリーカード残量の続く限り、延々と撮り続けることができます。
Kokyogaien National Gardens  : Pentax K-3 testshot
Pentax K-3 testshot
PENTAX K-3 testshot
PENTAX K-3 testshot
Miraihe-go! : PENTAX K-3 testshot
PENTAX K-3 testshot
PENTAX K-3 testshot
13 Nov 2013 : Mt. Takao photo
Pentax K-3 testshot
PENTAX K-3 testshot
PENTAX K-3 testshot
PENTAX K-3 testshot
PENTAX K-3 testshot

グリップが良く、ファインダーが良く、よく撮れ、そして性能の割にかなり軽い。
「なんでも撮ってみる」カメラボディ+キットレンズとしては抜群のハンドリングの良さです。
 
玄関を出てから帰宅するまで、ほぼずっとK-3を首から下げて撮影する生活が3週間。
毎日使い続けても目と身体が疲れないカメラなのは本当に助かりました。
 
Mikudayo in VOLKS Akihabara : Pentax K-3 testshot
Mikudayo in VOLKS Akihabara : Pentax K-3 testshot

K-3レンズキットの付属レンズ「DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR」は、軽くて、そして寄れるズームレンズ。
店頭で優雅にそして妖しくダンスするミクダヨーさんの魅力を適切に描写してくれます。
美人をより美しく…という描写よりは、ミクダヨーさんのふとましい…わがままボディを忠実に写しとる感じ。
ワイド気味からポートレート気味の画角、そして比較的寄り気味の撮影が得意みたいです。
ワイド端、そして望遠気味の領域では歪曲が少し気になるレンズなので、
レンズの歪曲を気にする人は、K-3内蔵の歪曲収差自動補正機能を使うか、
あるいはRAW現像時に補正をかけることをおすすめします。
 
Mikudayo in VOLKS Akihabara : Pentax K-3 testshot
地味に使い勝手が良かったのが、ライブビュー撮影時のコントラストAFの早さ。
キットレンズとの組み合わせだと、素早くAFをあわせてくれます。
K-3のエアギャップレス液晶はハイアングルで下から眺めても結構見やすいので、
人垣などの囲み撮影などでカメラを上に持ち上げて撮影するときにも便利ですね。
 
Infinit Stratos 2 museum at GAMERS AKihabara. : PENTAX K-3 testshot
(lightroom4.4で現像しています)
Infinit Stratos 2 museum at GAMERS AKihabara.(small size) : PENTAX K-3 testshot
(lightroom4.4で現像、micorosoftICEでパノラマ合成しています)
Infinit Stratos 2 museum at GAMERS AKihabara. : PENTAX K-3 testshot
(lightroom4.4で現像しています)http://www.anibro.jp/museum/index_IS2.html
IS<インフィニット・ストラトス>2 ミュージアム
「AKIHABARAゲーマーズ本店 ミュージアム」特設ページ|ゲーマーズ特設サイト
 
K-3ボディが高感度側も安心して使え、加えてキットレンズがワイド側〜テレ端まで近接撮影に強いのは、
店内が狭く、後ろに引くスペースがとれないことが多い秋葉原の店内撮影にはとても有利です。
シャッターを切ったときの音が小さいことも、出先での撮影には大きなメリットだと感じました。
 
Pentax K-3 testshot at midnight
Pentax K-3 testshot at midnight
Pentax K-3 testshot at midnight
暗所での高感度撮影は、K-3の得意な分野のひとつです。よく撮れます。
 
撮影時のミラーショックが抜群に小さいのは、K-3ボディの大きな利点のひとつです。
これが、夜のスナップで低速シャッターをそっと切るときに効果を発揮します。
 
自分の判断基準だと、派手にカメラブレしていなければ、
jpeg撮って出しそのままでISO感度2500相当までは実用ライン、
ISO感度6400相当までは、2Kモニターで観る範囲なら楽勝でいけます。
加えて、Lightroom4の強力なノイズ除去を使ってRAW現像すると、さらに1段ほど感度を上げても大丈夫かもしれません。
 
Pentax K-3 testshot
(Lightroom4.4で現像・レタッチ。カメラ生成jpegはこちら> http://www.flickr.com/photos/workshop/11093436904/in/set-72157637207561056 )
Pentax K-3 testshot
(Lightroom4.4で現像・レタッチ、シャッター速度8秒)
RAWデータの素性は、なかなか扱いやすい方だと思います。
露光時間が長くてノイズリダクションを強く的確に効かせたい場合や、
暗部を極端におこしてHDR風の画像を作ってみるとき、そして細かい補正を部分的に行う場合は現像ソフトの使用が便利です。
しかし、カメラ内生成の撮って出しjpegや、カメラ内でのRAW現像やり直し機能がかなり優秀なので、
通常の撮影程度だと、パソコンでわざわざRAWデータを現像する写真の枚数はさほど多くないかもしれません。

 
PENTAX K-3 testshot

ペンタックスK-3、目と身体は疲れないカメラです。が…そのかわりに、
「フルにK-3の高性能を発揮させようとすると、神経はかなり使う」カメラです。
 
2400万画素を使いこなそうとすると、ちょっとした気の緩みからくる
微細なカメラブレ・被写体ブレ・甘いピント、被写体への見落としがはっきり出てしまいます。
少し気を抜いた撮影をすると、帰宅した後でモニターで等倍チェックを行うと微細なブレボケが…ううっ。
2400万画素をフルに使って大きく伸ばすための撮影では、丁寧に撮る心構えが必要だと思います。
 
PENTAX K-3 testshot
 
しかし、撮影画像を等倍チェックしてるときに微妙に気になった微細なカメラブレは、
webに公開するサイズに縮小したり、プリントしてみるとほとんど目立たなくなります。
1200万画素〜800万画素相当に縮小するだけで、消えてしまう場合が殆どでした。
等倍チェックでようやくわかる程度のブレなら気にしないという方でしたら、
普段より気持ちほどシャッター速度を上げ気味にする、それだけで大丈夫です。
 

 
付属の電池は「D-LI90P」。
光学ファインダーを主に使う通常撮影時の電池の持ちはなかなか良いと感じました。
1日600枚程度の撮影なら余裕でいけますが、念のために予備電池が手元に1本あると良いかもしれません。
高感度が使いやすいので内蔵ストロボを焚くことが少ないのも、電池持ちに貢献してるかもしれません。
 
一方、ライブビューを多用する撮影の場合は、電池の消耗はそれなりに多めです。
だいたい2〜3時間程度、みっちりライブビュー撮影すると、電池残量が乏しくなります。
ライブビュー主体の撮影の場合は、半日の撮影で2本程度を目安にしておくとよいでしょう。
 
注意が必要なのが、電池や充電器が新型旧型混在する場合。
K-7やK-5などに使用されていた電池は旧型品の「D-LI90」でした。
見た目がほとんどそっくりで、実際「D-LI90」はK-3でも使用できたのですが…。問題は充電器。
 旧型のD-LI90用の充電器「D-BC90」では、K-3に付属の新型電池「D-LI90P」が充電出来ません。
(逆に、K-3付属の新型充電器「D-BC90P」では旧型の電池「D-LI90」も充電出来ます。)
Kシリーズで旧型機から「乗り換え」される方は、充電器の取り違えにご注意ください。
 
 
モニター期間が2週間経過して、カメラの扱いにもだいぶ慣れてきた頃に、
知り合いのペンタックスユーザーの方から嬉しい申し出が!単焦点レンズを貸して頂きました。お借りしたのは、撒き餌レンズとよく言われる「smc PENTAX-DA50mmF1.8」。
K-3と単焦点レンズの組み合わせ…楽しそう(そして、目の前に沼が…)。
 
一旦ここで筆を置いて、モニター期間の日記は、さらに後日へと続きます。
 
 
 
私が以前書いたK-3レンズキットのレポートはこちら。
お時間があればぜひこちらもどうぞ。
http://d.hatena.ne.jp/workshop/20131112/p1
リコーイメージングの新型デジタル一眼レフカメラPENTAX K-3」の発売前タッチ&トライ ブロガーミーティングに参加しました
http://d.hatena.ne.jp/workshop/20131114/p2
PENTAX K-3レンズキットで、紅葉の始まった高尾山をいろいろ撮ってきた、とりあえず30GB程度ほど 
  
 
PENTAX K-3に関する様々なクチコミやレビューをまとめたサイトがあります。
http://matome.agilemedia.jp/ricoh-imaging/k-3/
PENTAX K-3 User's Voice:アジャイルメディア
お時間があれば、ぜひご覧ください。良い写真・楽しいレビューがいろいろ掲載されてます。