夏コミ3日目に頒布した同人誌『AKI-PASHA 2006-2010 秋葉原"だった"光景』完売しました!ありがとうございます。

SOLD OUT!  "AKI-PASHA 2006-2010 : spectacle that was Akihabara before " on comicmarket 80
完売御礼!
 
 夏コミ3日目に頒布した同人誌
『AKI-PASHA 2006-2010 秋葉原"だった"光景』
会場に持ち込んだ33部すべて完売しました。ありがとうございます。
今のところ、再販・通販・委託の予定はありません。
 
 当日朝5時半までがんばって製本・箱詰めして、
そのまま徹夜明け状態のままコミケ会場に入場したので
終盤ものすごく疲れた表情で売り子してました。
(それでも、ブース設営後、開場前の15分爆睡が結構体力回復に効きました。)
 
"AKI-PASHA 2006-2010 : spectacle that was Akihabara before " on comicmarket 80
今回の同人誌は、「A3サイズの白黒片面印刷コピー本」。
運搬用に紙筒の中に入れて、500円で頒布しました。
最後の土壇場で「会場特典としてカラー写真を1枚追加」したので
製造原価は印刷費(含むキンコーズのPCレンタル料金)・筒代などで480円くらい。
徹夜製本や複数手法での試し刷りの手間賃を考えると…赤字制作ですね。
 
 過去にmicroSDカードで同人誌を頒布したことの反動で、
かなり大きな判形を試してみました。
http://d.hatena.ne.jp/workshop/20080724/p3
コミケで出す同人誌(写真集)のフォーマットが今回「microSD」である理由についていくつかの雑文。
 
印刷用紙をA3サイズにして、見開きでは最大A2サイズの写真を掲載。
A2サイズをフルに使うと、白黒コピー本でもかなりの画素数が必要です。

A2見開きだと、元写真が600万画素だと画素数足りないので、
補完処理を使った画像拡大で2000万画素程度程度にしてみたのですが
なんとなくドット感がきついというか…いろいろ足りませんでした。この辺りは反省点ひとしきり。
 
白黒コピーは、
秋葉原キンコーズに備え付けのwindowsPCから、
リコーのデジタルモノクロ複合機imagio MP 7500に出力しています。
http://www.ricoh.co.jp/imagio/mp/7500/
写真を出力するときに「高画質出力」と、「速度重視出力」で試し刷りしたところ、
高画質出力だと階調の出方はとても良かったのですが、どうもいまいちネムい画に。
速度重視出力ではとても上手い具合に、コピー機向けの画像最適化処理を自動でやってくれて、
再現性は劣るものの、「パリッとした画」になったのでこちらを使いました。
同人誌をお買いあげになった皆さん、細部をじっくり見るとこの処理の上手さがわかりますよ。
 
カラーコピーは、
秋葉原制作所」さんのカラー出力機RICOH imagio MP C6000を使用しています。
http://www.seisakujo.com/tool/#chg
リエーターズカフェ『秋葉原制作所』店内設備
オレンジやライトブルー(空の色)などの発色が良く、そして「A3カラー1枚が50円」という価格が魅力。
 
偶然というか、必然というか、
秋葉原で撮影した画像を、秋葉原コピー機印刷するという作り方になりました。
 
今回の同人誌にはノンブルを付けていません。
ホチキス止めの同人誌を分解して、1枚1枚の写真をポスターのように部屋に貼るもよし、
写真の並び方をいろいろ変えてみたり、写真を足したり抜いたりするカスタマイズも可能です。
自分も、この同人誌が完成するまで何十回と写真の並び順や表裏をいじってます。
印刷面の裏側から画像がうっすら透けて見えるところまで計算して並びを組んでるので、
気になる人はいろいろと並び直しをして分析してみてください。
 
SOLD OUT! "AKI-PASHA 2006-2010 : spectacle that was Akihabara before " on comicmarket 80
今回、展示会場で看板に使った写真は、A1サイズの写真光沢用紙!
http://www.city.taito.lg.jp/index/kurashi/gakushu/syougaigakusyuucente/furoaannai/2kai.html
台東区生涯学習センターのロール紙プリンターで印刷させていただきました。
 
台東区生涯学習センターマルチメディア室での印刷は、
ロール紙印刷の利用前に利用予約申請を出す必要がある、
申請時に印刷内容や使用用途の報告が必要で、商業目的印刷*1や政治関連内容の印刷が規則上できない、
プリンター設定や印刷のソフト設定などで、慣れていないとかなり時間がかかる、
旧式の4色インクジェットプリンタなので"写真としては"発色が弱いという制限がありますが、
自宅から歩いて5分の場所でロール紙印刷ができるのは大きいし、なにより値段が安かった。
 
自分が利用したときは、光沢フォト用紙でA1サイズ2000円、A0サイズが2500円!
コート紙印刷だともっと安く、A1が800円、A0が1000円、B0サイズは1400円!
これは、激安出力屋さんが泣いて逃げ出す価格設定ですよ。
台東区民の皆さんには、ぜひ一度、試しに使っていただきたいサービスです、おすすめ!
 

*1:お店のポスターなど