最前ゼロゼロ『〜Perfect☆ROOMs〜』at渋谷PARCOロゴスギャラリーのトークショー行って撮ってきた。

オタクって、学園祭とか、体育祭が好きだよね(ただし非リア充なので2次元の範囲内で)。　

http://www.saizen00.com/
最前ゼロゼロ
　

『最前00』とはイラストレーター、アニメーションディレクターの
ファンタジスタ歌磨呂の呼びかけにより生まれた楽しい文化人が集う、
大人になっても楽しい事したい文化祭的企画。
2011年4月に、TSUTAYA TOKYO ROPPONGI店内にて行われた
ファッションブランド、MIKIO SAKABEの2011/2012 AWコレクションショーを
ジャックし話題になった『最前00』が、
その第2弾を、ロゴスギャラリーにて開催。
　
今回はアイドルの変身前の部屋をロゴスギャラリーに再現、
展示されている物は、なんと1個1個すべて売り物として販売!
あなただけのレアグッズをDIGってネ☆

http://www.parco-art.com/web/logos/saizen1105/index.php
parco-art.com

　
http://changefashion.net/party/2011/05/30212431.html
最前ゼロゼロ『〜Perfect☆ROOMs〜』！オープニングパーティー ≪ changefashion.net
　
http://changefashion.net/blog/akikomurata/2011/06/03111917.html
「超時空（音ゲー）大会!!」最前００Perfect ROOMs ≪ changefashion.net
　
　というわけで、TSUTAYA TOKYO ROPPONGIでのショー

がファッション業界で話題になった、最前ゼロゼロのトークショー聴いてきました。
参照:
http://changefashion.net/interview/2011/04/29200839.html
http://changefashion.net/interview/2011/05/04211438.html
地下アイドルとファッションの競演 MIKIO SAKABEのショーを業界関係者はどう捉えたか ≪ changefashion.net
　
http://changefashion.net/interview/2011/04/22201515.html
MIKIO SAKABE / JENNY FAX 2011 ? 2012 A/W Collection ≪ changefashion.net
　

トークショーの参加メンバーは
ファンタジスタ歌磨呂さん、MIKIO SAKABEさん、菅井俊之（Semitransparent Design™）さん、
鈴木淳哉さん、村田明子さん、そしてモエジャパンの瀬田蔵人さん。
(当初予定されていたモエジャパンのもふく社長はダブルブッキング(泣)により欠席。)

ちなみに、話者と客席の距離はここまで近い。最前ゼロゼロ状態w。
　

　いきなり結論から言うと、このトークショー、学園祭のお祭りノリと言うよりも、
ファッションビジネスのシリアスな話題を扱うシンポジウムのような感じ。
学祭でメイドカフェと間違えて、ガチのディスカッション部屋に入った気分。
(トークイベントをUSTREAM中継とかできない理由がわかりました…特に、村田明子さんのトークが強烈だった。)
　
参加しているデザイナーさんたちが服に持つ「くらさ」の部分の話題もしっかり出てきたり*1、
通常のファッションショー関連のトークイベントでは出てこない話題も多かったのではないかと思います。
　
軽い楽しいトークイベントを期待していた人が、入り込める雰囲気は薄かった。
勢いと華とエスプリがある喪服社長がいなかったことが、ここまでのガチトークになった原因なのかなぁ?
　
まあ、それ故に、現在のファッションビジネス業界の固まり具合とか、
そこをブレイクするために最前ゼロゼロが狙っているところも知ることができて、
自分の予想していた最前ゼロゼロへのイメージを大きく覆されました。
　
　トークショーのあとは、店内をぶらぶら巡回。

　

　

　

今回売れ筋の白Tシャツ。文字の置き方が素晴らしい。同じ柄の白スク(スクール水着)も別途販売。
　


生写真の販売、手描きイラストが追加されると2000円。
　

　



「中国の山奥の村で実際に部族が着ているリアルクローズ」超ウケルw。
　
　Tシャツ以外の販売される服の多くは、ベースとなっている服に
最前ゼロゼロスタッフがシルクスクリーンでロゴを刷ったり、リメイクした物が主。
リメイクの方法やPOPの描き方書き方はかなり面白いツボを突いていた。
っていうか、PARCO店内でここまでバーゲンPOP貼られているのはまずないね。
　

お店のスタッフに訊いたところ、
今回の隠れたヒット商品が「端切れ」。服飾系の若い人がかなり購入されるのだとか。
でんぱ組.inc目当てのオタなひとには、Tシャツと缶バッチと生写真などが売れていたとのこと。
　


今回の会場で最大の問題作「いやし系DVD」(1500円:受注生産)
でんぱ組.incの各メンバーが、じっと無言無表情で見つめてくれる、それだけのいやし系DVD。
　
　展示用ディスプレイは、21世紀の今、あえて遅延タイムゼロの業務用ブラウン管モニターを採用し、
専用台を用意して、「全裸で正座待機」したときにちょうど視聴者と同じ目線の高さになるように設定。

　
　会場でも異様な雰囲気を発していたこの商品、
モニター台数を増やして、周囲を円陣組むように囲まれたら…
「我々の業界ではご褒美です」を地でいく展開になるだろうなぁハァハァ。
　
　
最前ゼロゼロ『〜Perfect☆ROOMs〜』！
この後も、
梅ラボと古川未鈴さんの音ゲー対決(手加減一切無しのマジ対決)が開催されたり、
「店内商品最大99％off!会場内にあるものすべて販売します・ただし売り物になりそうなものは自分でdigれ」という、
店内にあるすべての展示物が商品と化した、閉店屋も裸足で逃げ出す鬼バーゲンセールが開催されたり、
なかなか普段のPARCOではありえない強烈なセールイベントだったようです。
最終日のがらんどうの店内…行って撮影したかったなぁ。
　

*1:注:サカベミキオさんの今回のショーの服づくりでは、アイドルの子たちの持つ「くらさ」に関しても取り上げられています http://changefashion.net/interview/2011/04/22201515.html