秋葉原TMO主催の『Akiba観光コンシェルジュセミナー』に参加したよ。

"Akiba concierge" seminar  by Akihabara TMO(town management office)
秋葉原ウンマネジメント株式会社 http://www.akibatmo.jp/
 
秋葉原ウンマネジメント株式会社が主催する、
Akiba観光コンシェルジュセミナーに参加してみました。

会場は、秋葉原ダイビル、会場人数は20人程度。
講演者は、
印出井一美さん(千代田区観光協会事務局)、
明珍令子さん(秋葉原TMO・チーフプロデューサー)、
増田しおりさん(株式会社ニューウェーヴ秋葉原案内所ガイド)と
秋葉原の観光に関わるスペシャリスト揃い。
"Akiba concierge" seminar  by Akihabara TMO(town management office)
ここ十数年のJR秋葉原駅周辺再開発の流れ
 
座学では、
前半は秋葉原の歴史的成り立ち、ここ十数年の再開発の流れと秋葉原のメディア露出の変化、
そして秋葉原を訪れる外国人観光客の傾向や、秋葉原と周辺地域との連動観光の提案など、
今の秋葉原は、世界の中でどういう街なのかを理解するための基礎知識部分。
 
 
"Akiba concierge" seminar  by Akihabara TMO(town management office)
後半は、より実践的な秋葉原ガイドとしての基礎知識。
例えば、
今最も多く質問を受ける場所がAKB48劇場・関連グッズ売場だとか、
例えば、映画館のように、他のターミナル駅にはあるけれど秋葉原にはないお店が色々あるとか、
千代田区の路上喫煙全面禁止や、店内無断撮影禁止など、秋葉原ならではのローカルルール(注意点)が色々あることなど、
そして、秋葉原に訪れた「ご主人様・お嬢様」をガイドをする上での様々な心得・気遣いについてのアドバイスが。
 
 座学の後は、参加者全員で秋葉原の街を歩きながらの実践。
 
街中を10人以上の大人数で引率されながら移動すると、
普段ひとりで秋葉原の街を移動するときと勝手がいろいろ変わってきます。
外国人から秋葉原観光のガイドを頼まれ、2〜3人をガイドすることもしばしばあるのですが、
引率する人数が増えると、少し移動するだけでも、勝手が全然違う、こりゃ大変だ。
 
例えば、
秋葉原の裏通りには10人程度がちょっと立ち止まって説明・相談できる広い歩道空間が無かったり、
街に人が住んでいる居住空間と、PCパーツやアニメショップ、商業空間が予想以上に入り組んでいたり、
ラジオデパートの通路をぞろぞろ移動するのには予想以上にかなり気を使ったり、
大きめフィギュアなどの戦利品を集団で預けられる、容積が大きいコインロッカーやクロークサービスが少なかったり、
街歩きを引率するガイドさんは蛍光色や目立つ服装が必須だったり*1
 
 街歩き体験以前と以後では、秋葉原の街を見る視点が少し変わりました。
観光という視点を付け加えて考えると、いろいろ改善できそうな場所はあります。
そして、ガイドさんの移動時の身のこなし方から、集団を引率するのには様々なノウハウがあるんだなぁ…と学習。
 
 
 アキバの街を撮影するときに、少しばかしいい影響がでるかもしれない貴重な体験でした。感謝!

*1:この時期のアキバの服装は「安心の黒服」、黒色を目安にすると極めてはぐれやすい