銀座にあるソニーのショールームで、NEX-3とNEX-5を体験してきた。

SONY NEX-3 (trial event at SONY show room Ginza)
SONY NEX-3(ズームレンズ付き)
 
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/pview/20100512_366405.html
写真で見るソニーNEX-5」「NEX-3」 - デジカメWatch
 
 ソニー銀座ショールームで体験会やってたので触ってきました。
ricoh GR DIGITAL and sony NEX-3
 サイズ比較。レンズ大きい方がNEX-3、横に置いたのはGR-DIGITAL。
ボディは想像を遙かに超えて小さい&ズームレンズの鏡筒がかなりデカイ。
見た瞬間思い出したのは、SONYのDSC-F505〜707シリーズのデザインでした。
デジカメで「太いレンズ」を主にしたコンセプチャルなデザインは久々、いいぞもっとやれ。
 
写真で見るソニーNEX-5」「NEX-3」 - デジカメWatch
http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/366/405/html/082.jpg.html
のこの画像を見ると、さらにわかりやすいw。
 
SONY NEX-3 (trial event at SONY show room Ginza)
 ズームレンズの質感は見事!
NEXシリーズは、オートフォーカスの機能に加え、
AFフォーカス後にフォーカスリングでピントをずらせる機能も付いています。
一眼レフのレンズでも安物だとこれが出来ないことが多いんだよなぁ…。

SONY NEX-3 (trial event at SONY show room Ginza)
液晶モニターはチルト可能。

SONY NEX-3 (trial event at SONY show room Ginza)
SONY NEX-3 (trial event at SONY show room Ginza)
横から見たらこういう感じ。
SONY NEX-3 (trial event at SONY show room Ginza)
液晶にわざと角度付けて覗き込んでみた…これなら合格!。
 
 高品質な液晶を使っていることもあるのか、
左右から覗いたときの見える画角もそこそこあって、
ローアングルハイアングルの撮影も比較的容易です。
自分のようにほぼ常時ウェストレベル撮影する場合には耐久性が未知数ですが、
猫や子どもを撮るとか、お祭りで上から撮るとか重宝しそう。
直射日光には相変わらず弱いのだけど、サイズ考えるとここは諦めるべき。
 
 持ったときの印象は…ちょっと小型化で無理しすぎ感が。
重いレンズに対応できるための「きしめんタイプのストラップ」位置が、
カメラの真横&グリップ位置の真ん中にある為に、
カメラをひょいと目元に持っていくときやホールドするときに
ストラップの感触がいちいちな〜んかうざい。ここは要改善です。
ストラップの感触が少し変わるといいかもしれないが、強度がなぁ…。

 シャッター音は、一眼レフより少し小さくて、
レンズシャッターのコンデジよりはかなり大きめ。
静かなカフェや寺社の境内だと、気持ち金属的な音が目立つ感じ。
新宿などの街中だとさほど気にならないタイプの音だと思います。
連写でシャッターを切ったときの振動は、結構心地よいタイプの振動。
 
 撮ってみたときの大ざっぱな感想は、良くも悪くもサイバーショット
…一眼レフのαシリーズと同等の使い勝手を求めるとちょっと無茶。
レンジファインダーのような感覚を求めても得られるモノは少ない。 
けれど、CMOSサイズが大きく、レンズもいい「サイバーショット」と考えると全然OKです。
 
 インジケーターに出てくる様々なデータの数値の表示や、親切(らしい)一言解説、
操作感覚も、これからの「サイバーショットの定番」になりそうな予感がします。
(けど、頑張って、「NEX-5」にはもうひとつグリップ脇にサブダイヤル欲しかった…)
タッチパネル化が進みそうな今後、このUIがどういう塩梅で変化していくか気になります。
 あとは、サイバーショット特有の
「あれとこれを同時に機能させようとすると、機能制限にひっかかってできない」を
なるべく少なくしてくれると嬉しいかもなぁ。
 
 最大の問題は…まだ、「使える」レンズが1本しかないところ。
ポートレートに最適なライカ判換算50mm〜80mm近辺の単焦点や、
現在の標準レンズとも言える換算35mm相当付近の画角もない。

 レンズキットで付いてくるワイドの24mm相当の単焦点レンズは、
画角や前玉サイズや太さを考えると、正直色々微妙そう。
これだったらGRD3にワイコン付ける方が楽しいよ!という感じ。
もう少しサイズ大きくても、太くて大きい前玉付けた方が良かった気がします。
 
SONY NEX-5 (at SONY show room Ginza)
SONY NEX-5と付属品のストロボ。
 
 ボディはモノとしてはかなりおもしろい素性ですし、
動画静止画双方のこれからの小型カメラの基準点になる可能性も高い製品。
そこそこ小さくて画質がいいレンズが使えれば、一気に化けるカメラだと思います。
自分の感想は…発売日は見送りですが、レンズ次第で今後行っちゃうかもしれません。