キリコ写真展『旦那 is ニート』観てきた。いろいろ強烈だった。

Kirico "My husband is NEET"
元旦那の写真を素材にした、映像音楽付きスライドショーを眺めるキリコさん。
 


4月13日(火)〜18日(日) キリコ 写真展 「旦那 is ニート
私は彼と向き合うためにこの写真を撮り
自分の人生を見つめ直しました
 
離婚して1年経ったいま
彼と過ごした日々は
決して間違いではなかったと
とても彼を愛していたと
 
そう思うのです
 
キリコ
 
モザイクの入った顔、写真スライドに入り交じる言葉、
明るくも暗い話なのか?それとも暗くも明るい話なのか・・・
キリコ氏の10年間分の思いが凝縮した、10分間。
http://akaruiheya.info/news/articles/000028.shtml
http://akaruiheya-archive.blogspot.com/2010/04/is-41318.html
 
http://kirico.okoshi-yasu.com/
kirico
 
 昨年度の写真新世紀でやたら強烈なブックが印象に残っていた、キリコさんの写真展。
最終日に、なんとか転がり込むように四谷三丁目に行って観てきました。
 
 こちらは自主ギャラリー、
それもおそらく『明るい部屋』でないと絶対にできない
スタイルのはっきりした、とても強烈な展示。
 
Kirico "My husband is NEET"
 
 色々あってニートになってしまった恋人がいた過去の体験とか、
現在ほとんど無職(求職中です)の自分の現状とか、
恋愛とニート(無職)のふたつが絡むと出てくる様々な事柄や不安がしっかり出ていて、
かつ、それを、スライドショー作品や展示写真にしっかり反映させています。
元旦那のモザイク部分や、動画の最後に出てくるメールが観ていていろいろしんどかった…
まだ伸びしろが少しあるけど、動画も写真も関連展示もいい作品だと思います。
 
Kirico "My husband is NEET"
 過去の自分や今の自分と重なる部分もあって、正直、冷静にスライドショーを眺めることが出来なくて、
会場ではなんとか冷静に作品分析しながら色々こらえていたのですが、
展示を見終わった後の地下鉄丸の内線でふと色々思い出してボロボロと泣いてしまいました。
 
 作者のキリコさん曰く、やはり作品を観て涙する女性の方もいたのだとか。
あ〜自分もそのひとりに追加しておいて下さい。これは色々胸にきますよ…。
 
 作者のキリコさんに色々伺ったところ、
NEET問題などに関わるメディアや研究者の方の来廊は残念ながら少なかったそうです。
関心を持たれたメディア関係者や研究者の方などはホームページから連絡をとってみてはいかがでしょう?