チームラボ株式会社さんのオフィスツアーにいってきたよ。

http://www.team-lab.com/
TEAM☆LAB Inc.
 
http://togetter.com/li/6377
Togetter(トゥギャッター) - まとめ「2010/02/19 チームラボ オフィスツアー #officetour」
ぜひこちらもご覧下さい。驚いたのはTogetterの中の人もオフィスツアーに参加していたこと(汗。
 
act-toilet
 第3回おばかアプリ大賞受賞の「アクトトイレ」。
会社ツアーでトイレ用品使って馬鹿受けさせるってのは素晴らしい。 
http://tcc.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/3-vol320091030-.html
第3回おばかアプリ選手権 〜デザインハック・ミーティングVol.3〜ライブレポート
http://digitalsignage.co.jp/blog/post/2423
デジタルサイネージに関わるWEB企業インタビュー:チームラボ株式会社
デジタルサイネージ総研(TM)ブログ
http://d.hatena.ne.jp/yamaryoxxxx/
好きなことしかできませんが、何か?
 
 ツアー現地にあまりに早く着きすぎたので、ふと気の迷いが生じて
本郷近辺の懐かしさもあってふらふら近所を散歩してたら、
いつの間にか路地裏で道に迷って、気が付くと墓場に入り込んだり(汗、
100段近い階段を何度も上り下りしたり…本郷の路地裏は楽しすぎる。
…実際迷ってるときはそんなこと考える余裕無かったけどなぁ。
 
 
team-Lab office !
 オフィスツアー会場。オフィス全体がかなりおしゃれです。
 ミーティングを行う部署は原色バリバリ、そしてチームラボお手製のおもしろそうなガジェットが。
有名な「メモデスク」をはじめ、毛が生えた椅子などチームラボオリジナルのものがいろいろと。
実物で見ると、かなりモノとして完成度高いなぁ。
 
 この原色使いには理由があって、刺激的な原色使って脳の働きを活発化したり、
そこにいる人を童心に近づけることで、ブレストのアイデア出しをしやすくするのだとか。
ちなみに、この派手なミーティングする場所も、わざとモノクロ化するとこんな感じになります。
team-Lab office (version)!
元の色管理がしっかりされているからか、白黒化しても結構きれいにまとまる。
 
 オフィスレイアウトは、導線作りや人の社内交流を活発にするべくいろいろ計算されています。
例えばトイレに行く前に「たまり場」を通過するように設計されていたり、
ミーティング場所の原色の光景は一旦作業ブースに行くと見えなくなるとか、
…いや〜よくできてます。
 
 参考になるかもリンク
http://www.lasta.jp/style/1/detail/?id=16
STYLE - CASE COMPANY 情報化社会に適応した、次世代型オフィス / チームラボ株式会社:
Lasta 働き方をデザインする
http://blog.kushii.net/archives/1118668.html
941::blog:チームラボ株式会社 に行ってきた! (オフィス写真超いっぱい!)
 
 
 
 で、プレゼン、まずはチームラボさんの有名なweb仕事、
産経新聞iza!」( http://www.iza.ne.jp/ )や、
リクルートの適職探し支援サイト、ジグレポ」( http://www.jikurepo.com/ )、
「フジテレビのwebサイトリニューアル」( http://www.fujitv.co.jp/sitemap/index.html )
などなど、面白い特徴があるサイトが続々登場。
 
 
 どのサイトも、単なる情報の羅列型ではなく、
閲覧者がほんのちょっと「介入」することで、新鮮味や意外性のあって、
かつナルホドと納得できる情報ゲットができるようになってます。
あと、結構いろいろ動くサイトの割に、アクセス感覚が「比較的軽い」。
ブロードバンド環境さえあれば、数年前のノートPCでも結構動きます。 
 
 アイデア出しの部分の裏話をプレゼンされた高須さんから伺うと、
『こういうことをするにはどうしたら良いんだろう?…チームラボさんなにかアイデア無い?』
みたいな大まかな依頼が来て、そこから顧客とかなり色々ブレストやって、
今までにどこにもなかったなかったサイトを作り出して行くみたいな感じ。
 顧客要求のコアの部分まで一旦いっしょに降りていって、しっかりそこを掴んでから、
そこから、今までにない観点でかつデザイン性の高いwebサイトを作り上げるので、
一見突飛なデザインのようで、実際に触ってみると「わかっている」感に溢れているんだろうなぁ…。
 
table with cartoons!
 こういうアイデア出しのためのリアルな装置として
メモデスクなど、チームラボお手製のオフィスガジェットが。
 
 各自が思いついたアイデアを即書き出せる「メモデスク」や
手触りがぬいぐるみみたいで心地よい(?)毛の生えたイスや、
マンガテイストなデザインが格好いい4コママンガが書かれた4つの机、
原色が心地よい会議室や、格好いい本棚の説明など。
 
 
 考えたり、リラックスするのに居心地がいい空間を作るために
「家具をデザインする」という発想は、
全くジャンルやテイストは違うのだろうけど、
関西のアート業界では有名なアート魂溢れる職人集団graf.を思い出したり。
http://www.re-style.jp/bknbr/renovation/06_02.html
Re-Style:
http://www.graf-d3.com/sketch/tokyo/index.html
NAKANOSHIMA SKETCH
http://boo-hoo-woo.com/designer/graf.html
Boo-Hoo-Woo.com デザイナーズファイル/graf
http://www.graf-d3.com/
graf
 
 
 そこから、メディアアート系のお仕事についてのプレゼン。
メディアアートの説明で、
「未来の大きなヒントになるのだけど、今はまだあまりに早すぎて産業として成り立たない」
という言葉から始まって、提示されたのが、
AUデザインプロジェクト2007の携帯電話コンセプトモデル「アクトフェイス」。
あ〜これCEATECで見たことあった。
 


http://www.au.kddi.com/au_design_project/models/2007/index.html
KDDI au: au design project > ケータイがケータイし忘れていたもの展
http://markezine.jp/article/detail/1546
未来のau携帯はファミコン風?チームラボが携帯電話のコンセプトモデルを発表
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0708/03/news103.html
au design projectのコンセプトモデル:
「actface」の楽しさは、スーパーマリオに通じる.猪子氏が考える携帯UIとは
ITmedia +D モバイル
http://dev.team-lab.com/index.php?itemid=58
Team-lablog ≫ ついに登場! AU Design Projectチームラボ携帯「ACTFACE(アクトフェイス)」
 
 
 
 先日のMake!でも公開された、
巨大ライブやFJイベントで使える斬新な照明装置「チームラボボール」。
口で説明するとわかりづらいので動画観ると吉!

天井が高いライブ会場で設置されると観客が異様に盛り上がる!観衆全員ハンズアップ!
 
 仕組みの説明はこちら。
http://dev.team-lab.com/index.php?itemid=208
Team-lablog ≫ 2/6 Gadget1でプレゼンした チームラボボールのプレゼンをアップしました!
http://www.team-lab.com/news/index.php?itemid=562
触ると光が変化する直径1.5mの浮遊する光の球体を発表 - チームラボ株式会社
 
 他にも、コーヒーメーカーをネット経由でチェックする機能だとか、
Amazonと区立図書館の蔵書検索・予約貸し出しを連動させたグリモン拡張だとかの
社内開発の便利アプリもいろいろと紹介されていました。
 
 
 高須さんの会社説明で気になったのが、
「このオフィスの2フロアにテンション高い人が150集まって
(文化祭の準備のようなノリで)ワイワイガヤやっているのがチームラボの最大の強み
…逆に『とくに秘密にするノウハウはない』」
と語られた部分と、
「自由 寛容 合理的」ということば。
 
 会社の立地が東京大学から徒歩10分未満、
さらには区立図書館まで徒歩30秒という素晴らしい環境で、
気分転換にもってこいの眺めのいい坂道&長い階段が会社のそばにあり、
すぐ側に東京ドームや遊園地や神保町や秋葉原や東京藝大が。
新しいなにかをを産み出す刺激を得るのに、かなり有利な場所に立地してるなと感じました。
 高須さんも「大学に長くいた人は、発想がいろいろと変でおもしろい」と語れていて、
この辺のノリも余所のサラリーマン向けの会社にはちょっと無いかなぁ…と。
 
 それと、「自由 寛容 合理的」という言葉、
この言葉の「合理的」という部分で、いろいろな製品の雰囲気とかが決まっている感じ。
これとチームラボらしさとしてよく語られている「オーバークオリティ」と重なって、
とても面白いけど、しっかり誰でもわかりやすいテイストが出てくるんだろうなぁ…と感じました。
よく頭のまわる、仕事の出来る広告代理店の人と話すときの感触が、多分近いと思う。
 
after party
懇親会も、いろいろ盛り上がり。楽しい話題があってこそのメシウマ!