ところで、薄暗い場所で手持ちでフィギュアを撮影するのに適したカメラってどういう機材を準備すればいいんだろう?

http://www.pluto.dti.ne.jp/~rinou/#20100207
RinRin王国
ここのリンク、ワンフェス画像いろいろまとまってます。お勧め!
 

 だらだら箇条書き。
 
 
 撮影レポの機材をチェックしていると、
コンパクトデジカメから一眼レフカメラまで、
特に一眼レフカメラは比較的お値頃なカメラにキットレンズを付けたモノから
フルサイズのカメラに鬼明るいマクロレンズに多灯ストロボまで、
結構いろいろカメラの種類が並んでいて興味深いです、
 
 …で、アトランダムに、ワンフェスで撮られた画像をチェックすると、
一眼レフで多灯撮影している気合いが入っている人が撮った写真は、
やはりとっても出来の良い写真も多いのです。基本の打率はかなり高い。
 しかし、数をチェックしていると、一眼レフでなくても
「最近のコンデジ、結構頑張れるかも?」というシーンもあるんだなぁ…と。

 より具体的に言えば、新しめのコンデジだと、
光量がそこそこある状態で、ピンスポのハイライトの部分をうまく外せれば、
素性のいいコンデジは、手ブレさえ押さえれば「値段分はしっかり映ってる」な…という感じ。
階調表現の細やかさや、ボケ味の味わいなどはどうしても一眼レフに劣りますが、
しっかり映ってるというレベルでは、一眼レフで「下手な撮り方」するよりもずいぶん良いかも。
(ワンフェスは、商業系サイトの撮影画像でも、急ぎ足で撮ってるからなのか、色々微妙なものが多いです。)
 
 いや〜最近のコンデジ、なかなか頑張ってます。色々見直した。
考えてみれば、被写界深度コンデジの方がずっと深いので、
レンズも「あまり絞らずに撮影できる」というメリットがある。
ハイライトの粘りや階調表現はコンデジは弱いけど、
一眼レフよりコンデジの方がアングルの自由度では有利かもしれない。
手ブレにだけしっかり気を付ければ、どうしてなかなか頑張る写真になる。
 
 
 おうちで一眼レフなどでフィギュアを撮影するときのお約束は、
ピントと露光と照明やストロボ調光などのライティング(超重要)を合わせた後、
全体をくっきり撮るときは最低でもF10以上(大体F16くらい)にカリカリ絞って、三脚を立ててぶれないように撮影。
部分だけにピントを合わせる場合でも大体F4〜5.6程度で三脚使ってゆっくり撮るのが定石。
 
 しかし、ワンフェス会場では三脚使えませんし、長時間露光も難しい。
加えて、自分で被写体に対してライティングをいじることができません。
できることといえば、せいぜい手持ちのストロボを焚くくらいだったり。
そうなると…巨大多灯ストロボでスタジオライティング(結構単調)で撮るか、
高感度+絞り気味でのストロボ無し〜少なめ撮影で対処するか、
あるいは開き気味の絞りで薄いピントをライブビューで合わせるか…。
う〜ん、ここは難しい選択だよなぁ…。
 
 そうそう、企業ブースの会場では比較的明るめのライティングですが、
大手ディーラーブースではハロゲンランプ使って照らしている場所は若干あるものの、
個人ディーラーブースではLEDライトで照らされているフィギュアが若干ある程度で、
大抵は、すこし暗いメッセの灯り以外の照明無しの状態で撮影することに。
 ここの光量やライティングが企業ブースの商品の写真映りの良さと、
(個人)ディーラーブースのビミョー感の大きな違いになっている予感がします。
 電源をとれない個人ディーラーレベルでも、LEDライトなどの照明を駆使して
フィギュア全体にあたる光量を「適度に」増やしてあげればずいぶん写真映えが変わるかも。
 
 
 余談ですが、一眼レフで撮影してる画像で「う〜ん微妙」と感じたモノは、
撮影アングル(特に高さとか角度)や光の当て方があまりに投げやりで単調すぎたり、
ひどい場合には「ストロボ焚いているっぽいのに手ブレ」している画像まであったりします。
 幕張メッセの「地灯り」は「半端に明るくて半端に暗い」ので、
撮影者のカメラの固定が緩くて、ハイライト飛び対策で弱めのストロボの光を当てただけの状態だと、
ストロボ光で地灯りを消し去ることが出来なくなってブレが出てしまってたり。
ストロボ焚いて撮るから手ブレないよね…とか思ってるとアウトなんだろうなぁ…。