先週末は祖母の葬儀で実家に帰省していました。

My grandmother
 1月7日に逝去した祖母、享年93歳。
大正生まれで商売上手で、お洒落好きでした。
 
 先週末は、祖母が亡くなり、実家の山口でお葬式でした。
かなり慌てて帰宅したので、いろいろドタバタ。
 お葬式用に、レタッチして用意していた祖母の写真データも色々あったのだけど、
帰省するときに、レタッチしたデータを入れておいた外付けHDDを持って帰るのを忘れてしまい、
新幹線の中で、慌ててレタッチソフトを起動して本画像データを処理するとか(汗。
700系新幹線の窓際席に電源があって、本当に助かりました。
 
my grandmother
 昨年2月にキスデジN+50mmF1.8で撮影した祖母。
この時、痴呆が入っていて、もう既に私の顔は覚えていませんでした。
 
Coffin
とりあえず、亡くなった当日〜翌日朝までは、遺体は自宅で過ごす。
 
last night, my grandmother kept her body
 葬祭場の控え室。

 祖母が亡くなった翌日昼、遺体は葬祭場に移動。お通夜は葬祭場で。
葬祭場でのお通夜と葬儀体験は初めて。
 
 控え室には、棺を置く祭壇と、給湯室と、ちょっとした宴席が開けるセットに加えて、
寝泊まり用の道具一式と、風呂場やシャワーが設置されていました。
通夜では、故人をしのんで、お酒や料理を夜明かしで楽しむことが多いです。
 この夜は、祖母が保管していたアルバムにあった、
自分の幼少時代を含む古い写真をいろいろ眺めながら過ごしました。
 
 自分のアルバムの写真は、(かなり退色しているけど)ぎりぎりカラー写真。
父母の世代だと、成人前の写真は、写真屋さんに撮影して貰った白黒写真だけでした。
 祖父母の幼少期の写真はまったく存在せず、
祖母の写っている一番若い写真は、70年くらい前、
祖父が出征する前に写真館で撮影したの記念写真。
そこから、大体祖母が40歳後半頃の家族写真(白黒)に一気に時間が飛んでます。
 
Remains (at crematory)
祖母が亡くなった翌々日の朝、火葬&骨壺に遺骨を入れる。
 
 葬儀の手順として、本来はお葬式の後に火葬場にいくはずだけど、
山口県萩市では、葬儀の日に「火葬場の動く時間が午前中だけ」という都合上、
午後からの葬儀の前に火葬していました。
 
Funeral
お葬式会場。
 
My grandmother's slide show
 今どきの、葬祭場のお葬式では、
お葬式開始前に、生前の写真や映像を、スライドショー形式で流すのが流行り。
祖母の生前の写真も、退色を色補正されて、プロジェクターで上映されてました。
スライドショーの時間は7分程度、使われた写真の枚数は20枚くらい。

 …ってことは、お葬式用には、遺影用写真も含めて、
『最低20枚程度は見栄えのする記録写真』を用意しておくと、
こういうスライドショーを作る場合ににとって都合がいいのですね。
 
 自分で体験してわかったことですが、
 急な葬儀のとき、自分のPCの中に保存してある写真ファイルを、
残された遺族の方は容易に見つけることが出来ません。

 写真共有サービスやmixiに公開状態でUPしておいても、
親の世代だと「Flickrなにそれ、mixiは使ったことがない」ということも結構多い。
特に、mixiだと、家族や親戚の閲覧をブロックしてる場合も多くて、
いざ当人が亡くなったときに、家族はフォトアルバムにアクセスできないことも。
 
 過去に、数々の友人の葬儀に参列したときにも、
友人の写真の「プリント」を持参したら非常に喜ばれたことが多かったです。
 遺品から、最近撮影した(遺影用の)写真が見つからなかったので、
急遽、私の過去写真のストックから遺影用の写真データを用意したこともあります。
(この時は、メールでデータ送信&レタッチした大きめプリントを葬儀会場に持参した記憶がある…。)
 
 それに、オタの多くは「私が死んだらHDDの中身と同人誌を(略」とか、
「葬式用の写真探すために、PCのファイルを他人に見られるなんて、死ぬより恥ずかしい」
なんて人が結構多いはずw。自分もそうだw。
 
 自分のお葬式で使って欲しい写真は、部屋の目立つ場所に大きく飾っておくとか、
あらかじめ大きめにプリントして『わかりやす〜い場所にある、いかにも目立つアルバム』に入れておくとか、
肉親からも連絡がつくほどの親しい友人にデータで渡しておくなど、
なんらかの対策をしておいたほうがいろいろいいかもしれないと思いました。