「博士を使ってほしい。救済する対象としてでなく、使い倒してほしい。それまでにかけたコストの「納税者に見えるリターン」(れんほう議員)ってそういうことではないだろうか。」

http://d.hatena.ne.jp/oritako/20091113
2009-11-13 - akoblog@はてな
 


私が感じた一番の問題点だけ書いておく。
それは、博士課程で学位を得た人間を「活用しよう」というデザインがみえてこないことだ。
(略)
それだけの時間とコストをかけて育成した「博士」を、使わないことが、一番の無駄ではないか。
(略)
博士を使ってほしい。救済する対象としてでなく、使い倒してほしい。
それまでにかけたコストの「納税者に見えるリターン」(れんほう議員)ってそういうことではないだろうか。
 
その意識が共有されていれば、
数年スパンで直接の結果が出てこない研究成果であっても、
今の我々の生活を支えている技術のように(意識せず便利に使えている、というのがいかにすばらしいことか)、
将来の我々の生活を支えていくということも周知されるのではないだろうか。
若手の研究者に自由に使える研究費を付与し
科研費はボスの意向と無関係に使えるという意味で、本当にありがたい)
どんどん機会を与えることは、
日本国内のアカデミックポストだけでなく、海外はもちろんのこと、
アカデミック以外に応用できるのだと視点を広げることにつながるのではないだろうか。
そして、もちろん当事者である若手研究者も、
使命感を持ってどのような場であっても力を発揮できるのではないだろうか。
 
 この辺は、不景気に上手く便乗していろいろやれば、
色々と面白そうなことができそうな予感がずっとしています。
考えたら、これは、阪大にいたころからずっと考えていること。