コンパクトカメラに縦横比16:9は似合わないのか

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/config/20090828_311190.html
山田祥平のRe:config.sys


 なにしろ、写真を見るデバイスがワイドなのだから、撮影だってワイドがいい。

 ただ、きっと、縦位置で撮影する機会は激減し、写真表現の幅は、一時的に狭まるかもしれない。
でも、TVや映画も縦位置鑑賞を前提とした絵作りはなかったし、
そもそも16:9のワイド画面の縦位置はいかにも縦長過ぎて作図が難しく感じられるかもしれない。
それに、回転できるフォトフレームやPC用ディスプレイはともかく、
40型だの50型だのの大画面TVを回転させるのは難しいし、
TVにピボットの機能がつくような日はこないだろう。
縦長スクリーンを持つ映画館だって出現することはなさそうだ。

 こうして、デバイスは、人間が古くから慣れ親しんできた視覚の縦横比を、
10年に満たない短い期間でガラリと変えてしまいそうだ。
フィルム時代の影響を強く受けているように見えるデジタル一眼レフカメラが、
その影響を受けるのも時間の問題だ。
ましてや、コンパクトデジカメこそ、アッという間に16:9化してしまうように思う。
 
 本当かどうか。新しく買ったこのカメラでは、縦横比を16:9に固定して撮影することに決めた。
その体験が、何らかの答えにつながっていくはずだ。

 
 ワイドの縦位置は、最初難しいけど、やり始めるといろいろ楽しいですよ。
特に空と絡めると、なかなかいい、お勧め、ぜひ試してみて下さい。縦方向に夢ひろがりんぐ(謎。
Odaiba GUNDAM (Japanese "kakejiku")
縦方向にワイドな写真は、小さいサイズでも、枚数を増やして、横にズラッとうまく並べると格好いい。
 
 自分が最近よく使う縦横比は、2:1とか5:3が増えていて、
特に秋葉原を撮るときに縦横比3:5を縦位置で使うことが増えてきた。
秋葉原駅出口にある縦置きデジタルサイネージモニターを、
撮影スタート時に見ることが多いからかな?
 
 
 しかし、デジタルカメラの話で考えると、初めての人がとりあえず撮るなら
撮影時のアスペクト比は4:3とか3:2ぐらいが撮りやすくて、
撮影後に「切り出し加工」で一気にワイド化するといろいろ格好良くなることが多い。
 
 トリミング前提で気楽に撮影して、後で微調整するのでも全然問題ないのが、
切り出し加工がちと面倒なムービーと違って、画素数やたら多目のデジカメの良さなんだからね。