多くの人間が60FPSまで反応できるのは、多分、テレビモニターの書き換え速度が律速になっている。

  
 うろ覚えなんだけど、
水口哲也さんがRezのプロトタイプを作っていたときの実験で、
 30FPSと60FPSのゲーム画面を比べると明らかにリアリティに差があって、
そこにさらに60FPS以上のデータを与えると、人間の認知能力では
"あまり差異が出ない"という実験結果があったはず。
TV画面では、送信データとしては大体60FPS程度が見慣れている最大限で、
 TVモニター通してデータを見ているということは、
間接的に60FPSに身体を馴らす訓練をしていることになる。
その一方で、一部のPCゲーマーは、少しでも早く情報を得るために、
PCモニターの反応速度を80FPS程度かそれ以上に上げている場合もあるとか。
 
http://d.hatena.ne.jp/workshop/20070417/p10
今は表示できなくても、演算はしておくことで、よりリアルな感触を味わえる。


http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20070326/fm2.htm
西川善司の3Dゲームファンのための「Forza Motorsport2」講座
Xbox 360版「グランツーリスモ」は本家を超えたのか?

「それと強調しておきたいのは「Forza2」の物理シミュレーションは
360fpsだということだ。これはレースゲームとしては初だろう。
ただ、これは必然性があってこうしたのだ」
(GREENAWALT氏)
 
 「Forza2」のグラフィックスのフレームレートは60fps(後述)だが、
四輪タイヤ物理シミュレーションをはじめ、全ての車両物理シミュレーションは
その6倍の秒間360回の精度で行なっているという。
プレーヤーは映像を見ながらゲームを操作するが、
これと同一タイミングでシミュレーションを実行していては
リアリティが十分でないのだという。
(中略)
Forza2」では、
表示レートの6倍の毎秒360回の物理シミュレーションにより、
時速290km/hでも、20cm単位の精度で
地面とタイヤのコンタクトをシミュレーションできている。
 
 ゲームに没入している場合、ゲームに没入できる一部の"目がいい"人間の反応は
音などの様々な情報である程度補完しながら、60FPSよりも細かい反応をやっている、おそらく。
この人力補完処理をうまく応用できないかな…。