日本の家電はどうして高機能化一辺倒なのか(北米と比べて)

http://d.hatena.ne.jp/wa-ren/20081114/p1
キャズムを超えろ!
 


諸兄が国内大手メーカーじゃない商品を積極的に買っていくことで、
現状が変わってゆくかもしれない。
 
 ファブレスベンチャー企業の社長さんのblogだということで、
熱いテンションは少し差し引くとしても、
この記事に反応した日記の数々は興味深い物があります。
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/wa-ren/20081114/p1
はてなブックマーク - 日本の家電はどうして高機能化一辺倒なのか(北米と比べて) - キャズムを超えろ!
 
 特に以下の記事はかなり気になった。
http://d.hatena.ne.jp/mkusunok/20081115/pc
家電のPC化はどこまで進むか - 雑種路線でいこう
 コメント欄に注目

そろそろEtherPortがついたTVなんぞインシデントがあがって
大騒ぎになっても良いころなんですがね。
 TVはまだ大丈夫。問題はレコーダー。
ディスクを強制的にフォーマットされるセキュリティホールなんて出てきた日には。
((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル)
 
 
http://d.hatena.ne.jp/naoya2k/20081115/p1
日本の家電は高機能化一辺倒ではないしメーカの陰謀でもないよ - What will be done tomorrow?

いわゆるヨドバシとかの家電量販店は、高級品を中心に売るデパートなのであり、
安物ばっかり売っている店は別にあるんだ。
イヤホンだったら500円以下のものはダイソーだし、
1000円くらいのものはTSUTAYAとかローソンとかになる。
掃除機やテレビやコンポだったらドンキホーテにアホみたいに積んである。
でもそういうのは日本人は「家電」とは認識していないんじゃないか。
だから日本では「家電」は高級品しか売れないんだけど、
それは安物になったとたんに「家電」じゃなくなってしまうからなんだ。
 日本でも、田舎に行くと、
家電量販店ではないけど電化製品を売るお店はいっぱいあります。
例えば、コーナンダイクマナフコやビバホームのような
"ホームセンター系ショップ"に行けば、
いわゆる大手ナショナルブランドメーカーではないメーカーが販売する、
とびきり安い家電製品が売られています。
例えば「FUSE」ブランドやOHM電気のCDラジカセなんてのは定番。
 ホームセンターがない都心部だと、
こういった商品が色々と見たければ
ドンキホーテが一番わかりやすいかな?
 
http://d.hatena.ne.jp/REV/20081114/p2
"日本の家電はどうして高機能化一辺倒なのか(北米と比べて)" - REVの日記 @はてな

情報家電一般
メカの実装技術の強みが、半導体メモリの低価格化で消し飛んだ感がある。
高密度実装したノートPC、も、特にSSD搭載したUMPCなんかにしてみれば、基板一発ポン、みたいな。
 記録媒体にメカ要素がいらなくなるというのはまさしく一大革命で、
SDカードの1GB辺り単価が300円を切っている今の状況から察するに、
もう数年もするとTV用レコーダーのサイズは10分の1以下になって、
記録媒体が32GBのUSBメモリ(コンビニで楽勝買える価格帯)になるかもしれない。
で、お値段は基板一発ポンに相当する値段。
 
 こいつが、
アナログTV用の地デジチューナーとして使われたり、
アナログ画質基準で孫コピーし放題だったり、
あるいはごにょごにょするとほにゃららし放題(爆)だったりすると、
案外大ブレイクするのでは?と踏んでいます。
 
 中国発で、やられそうだなw。
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 ところで、家電"らしくない"小物商品の世界では、
一見高機能ではないけれど、実はハイテクを駆使した、
これぞデザインという商品が続々と登場してきているのがおもしろい。
 
 サンヨーのeneloop関連商品や、
Panasonicの電池関連商品などの一部には
国内大手メーカー製品なんだけど、未来っぽい楽しさを感じますし、
ソニーの「実用品」クラス*1
時々気紛れに出してくるポータブルオーディオ系商品には、
時々、値段を超えたデザインセンスを感じることもあります。
ちまちまと付加機能を付け足すことで高付加価値という時代から、
高度な生産技術力を前提として、
設計コンセプトの段階で顧客層を絞ることで高付加価値にするというのは
これからアリかもしれないなあ。
 

*1:=北米では戦略商品になり得る価格帯の商品。