IT業界を不人気にした重鎮たちの大罪

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例えば、
「IT産業へのイメージ」に対する学生の回答として、
「きつい、帰れない、給料が安いの3K」に加えて、
「規則が厳しい、休暇がとれない、化粧がのらない、結婚できない」
の“7K”というイメージが挙げられましたが、
それに対する『某氏(<コメント欄考慮して改変)』の答えは、
 
「3Kの“帰れない”は、
帰りたくない人が帰れないだけ。
スケジュール管理の問題だ。」
 
という怒りを通り越して呆れてしまうものです。
 
営業や上位管理職が勝手に決めたスケジュールで
血反吐を吐いているプロジェクトを私はいくつも見てきました。
どう贔屓目に考えても、彼の発言は真実を伝えていません。
 
システム開発や運用の現場で働いている方にとってこの発言は、
プライムベンダーの経営層が
いかに現場の状況把握に無頓着・無理解であるかを知る
良いきっかけになったのではないでしょうか。
 
 コメント欄やはてブにも注目。
 この手の労働集約型の業界での誤解の多くに、
人月だけで問題が解決すると考えてるダメさ下限や、
これ死人何人出るんだという無茶すぎるスケジュール下限などありますが、
(前後関係から察するに、工程管理能力がショボイという前提はあるでしょうが)
こういうシンポの席でこういう発言したらさすがにまずいでしょ。
 

その原因は
「一品モノのシステムが安いわけない」
という認識の欠如じゃねーのかな。
(fromはてブ)
 
 で、時代の趨勢は、
一品物は初期投資も高い割に維持費が嵩むなら、
ユニクロ量産型をベースに
着こなしアレンジすればいいじゃない?
という方向に向かっているんですけどね。
 

 関連リンク
http://d.hatena.ne.jp/itoyosuke/20071101/1193932945
IPAフォーラム2007で討論してきた - 東大MOT学生の奮闘記