「機能本意の格好良さ」という優越感と、仕事による趣味(嗜好)の書き換え。

阿部真大「搾取される若者たち―バイク便ライダーは見た!」
ISBN:4087203611
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087203611/
を読んでいて、とても気になった部分のひとつがこれだったりする。
本の80ページから96ページの辺り。
 
 仕事上での"実用性"を重視することと、仕事の成果向上に伴う優越感の体験で、
バイク選びの好みが、一般人の目から見るとかなり変な*1
けどバイク便的にはとても実用方向へシフトしていく。
 
 これによって、趣味の領域が仕事側へどんどん奪われていき、
そのことが、趣味的な仕事への没頭(ワーカホリック)を加速させていき、
結果仕事以外のことができなくなっていくってのは、
かなり読んでいて怖くなりました*2
 
 これ、危険なワーカホリックなのに、
はまってる本人は「楽しい思いをしてる」んだよなぁ。
自戒も込めて、チェックしておこう。
 

*1:と言うか、結構ダサイ

*2:この現象、本文中ではワーカホリックって言われているけど、趣味性を含む仕事にハマって他のことができなくなる場合は、ワーカホリックとはなんか微妙に違う部分がある気がする。正確にはどう表現したらいいんだろ?