垂直水平+斜め線の原風景

 先日、実家に帰省した後、帰宅するときになんとなく感じたこと。

 春の水を張った田んぼの水面って、当たり前だけどしっかり水平で、
その水平な田んぼが微妙な段々になって、無限ループのように延々続いている。
 その段々はある程度はセルのように構造化されているのだけど、
けど、ひとつひとつの田んぼが斜面の斜め具合に沿っているので*1
アメリカや北海道の小麦畑のグリッドのように完全な四角ではない。
複雑な斜めの中にある、垂直水平水平を切り出す感じ。
 

*1:この「田んぼの水平」を作るための土木工事が、江戸時代の和算の発展を促し、相当ややこしい微分積分の概念まで生み出したことは、日本の数学の歴史上無視できないことらしい。