今起こりつつあるビデオカメラの革命

http://www.itmedia.co.jp/anchordesk/articles/0604/24/news004.html
ITmedia +D アンカーデスク(小寺信良)
 


 つまりハイビジョンの動画をテレビと結びつけずに、
PC内だけで完結してしまうという使い方だ。
これは子供の成長記録を作品として作るといった使い方ではなく、
動画資料として使うというユーザーの意識変化が行なわれた場合に、成立するだろう。
 
 これには、DVDビデオカメラで起こりつつある意識変化が、導火線となる。
つまりインデックスを付けてすぐに必要な場所が読み出せるようになっていれば、
編集などする必要がない、という考え方である。
 
 この考え方は、ビデオ編集という難儀なものを覚えなくて済むということもあるが、
すでにデジカメで行なっているように、
データとして画像を整理・管理するという文化が生まれつつあることも関係がある。
方法論さえ確立すれば、動画をデータとして管理する方法は、
多くのPCユーザーに受け入れられる可能性がある。
 
 逆に言えば、テレビに映される映像のほとんどは、
多くの観る人には、「動画資料」を閲覧するという使い方ではなく、
「作品」という意識で観られてしまう傾向がある(あった)ってことだ。
社会的な意味で、TVはその辺の敷居が高かったというかぁ…。