遅いコンピューター

http://www.ce-lab.net/ringo/archives/2005/07/05/index.html
Ringo's Weblog
(情報元:圏外からのひとこと
http://amrita.s14.xrea.com/d/?date=20050712#p04 )
 
 いつもいつもこういうチープ端末の話を聞くたびに思うんだけど、
新規にわざわざハードを開発する必要はない気もします。
 現在発展途上国で使われている携帯電話端末の多くが
先進国で「使い古された」型遅れ中古の携帯電話端末だという実態には
もっと注目すべきでしょう。
デジタル製品のような、「型遅れ」による価格下落が極端なハードウェアの場合、
生産時のコストがチープでなくても、型遅れ・中古で買った購買者の「入手価格」は
充分にチープであることが多々あります。*1

http://pcweb.mycom.co.jp/news/2005/02/22/005.html
古くなった携帯電話、どうしてますか? 発展途上国での再利用を促す調査発表
(MYCOM PC WEB)
 
http://hotwired.goo.ne.jp/news/business/story/20030709107.html
http://hotwired.goo.ne.jp/news/business/story/20030710107.html
「使用済み携帯電話のリサイクル」、実は第三世界に販売
 
 たとえば箱説付き中古1380円でごろごろしているゲームボーイカラー*2
単3ニッケル水素充電池太陽電池ユニットを組み合わせ、
これにファミリーベーシックより随分上級レベルのプログラミングができる
カスタムプログラムを載せたカードリッジ+入力デバイスを付けて、
激安中古携帯電話*3に有線or赤外線接続できるように組み合わせれば
ハイ出来上がり…じゃあないのかなぁ?
 
 あるいは、岩井俊雄さんが「テノリオン」を最初に売り出したときにやった*4みたく
ワンダースワン*5を使えばもっと色々できるかもしれない。
 なぜかどこのゲームショップでも捨て値で売られているし、
これに500円追加すれば世界最強クラスのアクションパズルGUNPEIも遊べるw。

*1:もっとも、中古商品の場合、モノがなかなか安定供給できないことや中古品故の品質の不均一さは問題になる。また、技術革新によって、型遅れ中古よりも新品の方が随分安くて高性能な部品も多々ある。安い新品ハードを使うか、割安の中古を使うかの選択はその場その場のケースバイケースでしょう。

*2:なんと標準で赤外線通信ユニット付き

*3:ここには問題点がある。日本の古い携帯電話はほとんど日本独自企画。また、PHSは単なるトランシーバーとしても使用可能なので、中古端末市場ではスーパーなどの小売り店舗用小型無線端末として今でも引っ張りだこ。ただし中古端末の場合、寿命が来ているはずの充電池だけは交換する必要があるだろうなぁ。

*4:ワンダースワン版のテノリオンは、確か、「ワンダースワン本体付きで8000円」。生フラッシュロムが4000円近くしていた当時、このテノリオンの価格はとんでもない激安価格だった。これにはちょっとしたからくりがあって、テノリオン発売当時、新品ワンダースワン本体の問屋取引価格が投げ売りで1000円を切っていたという理由がある。

*5:なにげに16bitハードです。今だと新品なら実売500円程度