光残像写真について、mixiに書いた文章を加筆転載してみる。

 
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=23749879&owner_id=247494
(mixi内へのリンクです。)
 
 先日鶴の間で撮影した画像の種明かし。
 
 普通の蛍光灯は、一見、常時発光しているようで
毎秒120回(2 X 60Hz)の明滅を起こしている。
ブラウン管TVのばあいは毎秒60回だったかな?
(東日本の蛍光灯は毎秒100回の明滅。
欧州圏などのPALのTVは毎秒50回の明滅。)
これによる絵のチラツキが「フリッカー現象」。
ちなみに、東日本でビデオ撮りしているときは、
蛍光灯光源だとフレームレートによる
フリッカー現象が起きやすかったりする
http://www.rakuten.co.jp/sanshin-d/732120/732205/
 
 で、TVが毎秒60回の明滅というと、一見凄そうだけど、
高橋名人の連射速度と比べるとたったの4倍程度wなんで
結構人間でも「光に敏感な人」ならその明滅がわかる。
 特にカメラやっていると1/60秒なんてのは
シャッタースピードとしてはかなり「遅い」部類に入るし、
コアな格闘ゲーマーなら1フレーム単位の動きが見える人は
少なくない。
 
 実際、鶴の間で私が踊っていたときには
スピーカー前に設置してあったTVモニターから来る
光の明滅がはっきりとわかってしまいました。
踊りながら手を振ると、残像みたいなものが残るんです。
この残像がえらく気持ちがいいんだ(^^)。
Betalandが、この、TVモニターによる超高速ストロボ機能まで
計算してVJのセッティングをやっているとしたら本当に凄い。
(多分、ある程度判っていると思うけど。)
 
 で、その明滅と、ストロボ撮影の光と、
露光時間1秒の流し撮りとををセットにして、
シャッターを押した直後にカメラのレンズを
絵を描くように振ると、かなりサイケな画像が出来上がります。
http://portal.nifty.com/special04/01/04/
@niftyデイリーポータルZ:光る書初め
丁度、これの逆の発想で、光源ではなくカメラを動かす。
 
 ただ、実際に狙ったとうりに「カメラ」を動かすのは
かな〜り難しいです。一度やってみればわかる。
私の場合、踊りながら撮っているから難易度数倍。
固定カメラ+ビデオ三脚で撮っている場合、
1枚目画像*1のようなものも
練習すれば結構容易にできるんですけどね。
 

*1:e.pi:cafeでDJROBINさんを撮影した画像 http://d.hatena.ne.jp/images/diary/w/workshop/2005-06-26.jpg