ジェンキンス氏「置き去り」説

http://plaza.rakuten.co.jp/ksyuumei/diary/2004-07-28/
( 経由:圏外からのひとこと http://amrita.s14.xrea.com/d/?date=20040730#p03 )

ここから後は僕の推測なのだが、もしジェンキンスさんが脱走兵でなかったらその影響はどのようなところに現れてくるのかを考えてみた。宮台氏は、脱走ではなく「置き去り」にされた可能性もあると示唆していた。もし「置き去り」であるとしたら、米軍というのも兵士個人を大事にしていたわけではないのだということが暴露されてしまう。米軍というのは、「プライベート・ライアン」という映画にも象徴されるように、たとえ危険を冒してでも一人の兵隊を大事にするような幻想があった。これがそうでなかったら、戦争支持の世論に大きな影響を与えるだろう。

もし、米軍が兵士を置き去りにするような軍隊だったら、イラクでの米軍の活動というものが、それまでの米軍の持っていた立派な軍隊という幻想を消し去ってしまうだろう。兵士は使い捨てにされている消耗品のように感じ始めるかもしれない。ジェンキンスさんは、脱走兵でなければならない、というのが米軍の立場なのではないだろうか。