警告:アナログ盤も輸入禁止の対象になり得る。

http://blog.livedoor.jp/dubbrock/archives/396105.html
著作権法の一部改正 輸入権創設…どうなる?日本の音楽文化!
from Dubbrock's Dublog
( 経由:小野島大さんのblog
http://onojima.txt-nifty.com/diary/2004/04/5.html )


 それと、日本盤はCCCD、洋盤はCDのとき、すなわち違う規格で出来たものを同じ音楽用CDとして規制対象にするのか?という問に、同じ曲が入っていれば同一とみなす。
日本盤の利益が不当に害される場合は輸入権違反に問われるとの答弁をした文化庁だが、同一楽曲が入っていればアナログ盤にも適用するという考えらしい。

 同一楽曲が入っていたらアナログ盤まで適用って...
ハウスDJ用の「大ネタ」とか下手したら使えなくなるってことですか?
 クラブヒットしたアーティストの曲が日本でCD化されたら
それ以降そのアーティストの曲が入ったレコードの輸入は
税関の段階でアウトの可能性があるってことですか?
 それって、お水ハウスや日本盤が出る有名テクノアーティストや
ほとんどのR&Bアーティストのアルバムからのシングルカットアナログとか、
HipHopアルバムの2枚組アナログとか全部含めてもろヤバイじゃないですか。
 いざ施行されたら、日本のDJカルチャーとレコ屋は大混乱になりますよ。

 関係あるかもしれないサイト。
http://www.ceres.dti.ne.jp/~donidoni/memorylab/column/column.html
音楽評論家の高橋健太郎さんのMEMORY LABのコラム。
さらに恐ろしいことが書いてあります。
 
法律を運用する役人の判断が、音楽の現場に入りこんでくることです。それが一番嫌だ。
(中略)
どう考えたって、将来的に一番怖いのはそこです。今、法案を押し進めている人々の思惑ともまったく違う方向で、法律が運用されることだってあるかもしれない。コントロールできないよりはコントロールできた方が良いに決まっているわけですから、国だって。利権を、あるいは思想をコントロールする道具をまたひとつ、官僚や政治家が手にすることになる。それが嫌だ。絶対に嫌だ。だからこそ、文化を法律によって規制することには、その目的や結果を問わず、僕は基本的に反対する。そして、そのことをちゃんと言わない限り、輸入盤なんてものに普段、親しみのない多くの人々には、今回の問題は何のことだか分からないとも思う。