任天堂がGB系エミュレーターの特許を取得

http://gameonline.jp/news/2004/03/14001.html
http://slashdot.jp/articles/04/03/14/1125230.shtml
 特許が認められるとすれば、
低い性能の対象プラットフォーム
(ex:飛行機や電車のシート後部/PDA/携帯電話)のディスプレイ上で

 ってところでしょう。
 
(注:けど、こちら ( Nintendo Inside ) の記事では
http://www.nintendo-inside.jp/news/131/13187.html
性能の高いハードって書いてあります。
こちらが本当だととんでもない特許でソフト業界世界中が大騒ぎだ!
これは誤訳でしょうね。)
 
 コナミポップンミュージックファミコン版(w
http://duck.cool.ne.jp/gamebaka/sencon/popn.html
とかはもろターゲットになるでしょう(w 。

 しかし、異なるプラットフォームのハードを比較するなんて微妙なところです。
エミュレーションが可能・(あるいは不可能)な理由のひとつは、
個々のハードごとの"性能バランスの偏り"があるからですし。
ハードウェア実装されたカスタムチップ内プログラムの動作の速さと
ソフトウェアで走らせるプログラムの速度差は10倍以上あったはず。
加えて、OSが乗っているマシンだとそのOS分の負荷も考慮する必要がある。
 だからこそ、初期のファミコンエミュ+windows95世代PCでは
DOSモードで走らせる必要があったとか、
あれだけの性能差でもフレーム落ち(落とし)問題やサウンド処理には問題があった...。

 また、ジェット機機内用端末や携帯電話やPDAとAGBのどちらが性能がいいか劣るかなんて、
メガドラvsSFCvsPCエンジン」のような2ch的な不毛な論争になるかもしれません(w。
まさか、液晶画面の大きさやグラフィックチップの性能だけとかで
判断するとか言わないでしょうね。
 
 あと、これって、既知のエミュレーターが(アンオフィシャルとはいえども)
大昔から既に色々とある場合、特許は成立するんでしょうか。
据え置き機のエミュレーターでは過去に色々あるけど、
モバイル可能な端末だから特許が成立するというのは今のPDAなどの性能を
考慮するとなんだか微妙な気がします。
 文面を読むとはったり特許のような気がしてなりませんが。

 まあ、任天堂法務部がその辺りでどう動くのかに今後注目します。