番組の特集を見ての感想。

 全般的には、「ゲーム脳の恐怖」に比較するとかなりまともです、って比較対象が悪すぎますか(w。
 まじめに言えば、TV放送における過去のゲームを扱った特集よりはかなりまともです。
ところどころで、暴走や編集の不明瞭さがあるものの、
現場取材のやり方では暴走はなかったように察せられます。
しかし、さいごの編集やテロップ入れの段階で、事態をセンセーショナルに煽ろうとしたのでしょうか、
恣意的な編集を行った形跡がみられます。
 あと、メディア倫理協会側の「協会の外側のソフト」への対応は、
倫理協会非加盟の市販ソフトをうんぬんすることというよりも、
おそらく「同人ソフト」の存在を念頭に置いた発言だと思われます。
 
 この特集を見て、NPO法人カスパルの取り組みには興味を覚えました。
池田には自転車でも行けることですし、ちょっとお話を訊いてみたいです。
少なくともTVでのコメントを聞いた限りでは、(TVの編集を差し引いて考えると)、
結構、美少女ゲームについて長期的に調べているのでは?と思われますし、
口調から察するに、単なる思いつきや感情面に走った論調ではない、
近年の様々な(チャイルド含む)ポルノについての考察や現状分析をふまえたうえでの
地に足のついた運動ではないのかと思われます。
(しかし、それを取材した側のテロップ入れのやりかたは雑すぎますね。)

追記その3:
 カスパル内部でも、美少女ゲームを巡る問題には様々な意見の相違があるみたいですし、
かなりの温度差や知識差がある模様です。
過剰沸騰気味に熱い人と、冷静な人と、無関心な人と、色々。
もしも取材を行うとしたら、かなり慎重にしないといけませんね。
 あと、bbspinkスレの情報から判断するに、この特集を製作した側にも
美少女ゲーム業界に詳しい人が居るっぽいと思われます。
番組序盤の編集のセンセーショナルな煽りと、後半〜終盤のまともさの違いはちょっと興味深いです。