小倉千加子『結婚の条件』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/402257884X/
で、ここからが本題(上記の中世とか政治とかの文章は前置きです)。
 おとつい、書店で見かけたときに異様なオーラを発していたこの本。
読んでみると寒気がするというか小倉千加子さんの凄みを感じます。
(終盤の暴走気味というか、飛ばし気味の文章は気になるものの、おそらく、
着実な論よりも、意図的に「飛ばす」ことで得られるなにかの方を政略的に選択したのでしょう。)
 過去には、小倉千加子さんと上野千鶴子さんはよく比較されていたり、
『ザ・フェミニズム*1という名前の対談集なども出しているのですが、
この本を読んだ後、
「これは小倉千加子さんは、何かおもろいものを掴んでるぞ」
という強い印象を受けました。