m.s.park 写真展「God knows Everything」@コダックフォトサロン秋葉原いってきた。

m.s.park : "God knows Everything" at Kodak photo salon, Akihabara
(画質悪くてごめんなさい、勘で撮影したら露出ミスって激しく白飛び…。)
 
http://www.mspark.net/index.html
m.s.park photograph
 
http://ameblo.jp/mspark/
m.s.park's blog
 


伝統的な文化と今現在の文化、アンダーグランドな部分が露出するこの街を
モノクロフィルムで撮影し、さらに引き伸ばしの際に合成をして作品に仕上げています。
同じ東京で活動しながら、知ることのなかった街。作者の視点を通してどう描かれたのか。
是非秋葉原へ来て見て感じてください。
 

 
作者より
コダックフォトサロンが秋葉原に移転するということで、秋葉原で撮影することを思いつく。
しかし、カメラを持って秋葉原の街に出ると、独特の世界になじめず、一回目は断念。
そして、再度挑戦した日が神田明神のお祭りの日だった。
そこで僕が感じて撮影した。精神的なハイブリッドな世界。
フィルムはコダックB&W T-MAXに6×6のフォーマットで非日常なスタイルで展示する。
ご来場の皆さんへ、会場にて何かを感じていただけたら幸いです。

http://wwwca.kodak.com/JP/ja/professional/photoSalon/2010/p20100301.shtml
展覧会詳細 :コダックフォトサロン

 というわけで、ベルサーユ秋葉原12階のコダックフォトサロンに行ってきました。

 作品は6x6で撮影した後、アシスタントの方にお願いして多重合成されたプリント。
全体的に「闇」のイメージが強く、特に会場奥にある写真の場所は照明もプリントもかなり暗い。
ここの写真だけ見ると、ここはどれだけ暗鬱なゴッサムシティ秋葉原なんだろうかと思うほど。
 
 江戸城(皇居)から見て、鬼門の位置にある"「神田明神」のお祭りと秋葉原"という
非常にユニークな視点で仕上げられたプリントと展示は、
自分の撮ってる秋葉原の視点と大きく異なり、とても刺激的でした。
 
 会場に作者のm.s.parkさんが在廊されていたのでいろいろお話を伺うと、
最初の撮影予定日には、秋葉原の光景に圧倒されて、車から降りることもできなったとか。
で、秋葉原に2回目に再来訪したときに、偶然、神田明神のお祭りと出くわし、
そこから夢中になって撮影していたら、いつの間にか神田明神に辿り着き、
その日のフィルムをプリントしていると、撮影したときには気付かなかった色々なものが湧いてきて、
後で気になって、秋葉原の歴史をいろいろ調べると奇妙な重なりがあったんだとか。
 
 展示されている作品にも様々な「ケとハレ」の光景がmixされていて、
秋葉原とその周辺のカルマ深そうな感じが強く出ています。
好き嫌いが大きく別れそうな写真ですが、個人的にはアリですね。
 
m.s.park : "God knows Everything" at Kodak photo salon, Akihabara
 会場内には、m.s.parkさんの過去作品のブックが置かれています。
舞踏家の大野一雄さんを撮影した写真集や、ブルーノートのパンフレット、
数多くの男性女性アイドルのファッションフォトを撮影した、貴重ブックなど。
来場された際には、写真展だけでなくて、ブックもチェックされることをお勧めします。
 
また、m.s.parkさんはフジフィルムのフィルムカメラNATURAの開発から関わっているそうで、
natureの公式blogにも写真と文章が掲載されてます。
http://blog.fujifilm.co.jp/natura/archives/10_technique/12_highschool/index.html
NATURA BLOG: 12_highschool
http://fujifilm.jp/natura/life/index16.html
FUJIFILMNATURAナチュラを語る
http://camerapeople.jp/natura/03_mspark.html
NATURAピープル/M.S.PARK
 

 
 フィルムカメラ、特にNATURAで写真を撮ってる方はいろいろお話しすると楽しいかも。
 
 期間は3月1日(月)〜3月12日(金)、午前10時から午後7時まで(最終日は午後6時まで)
そして、コダックフォトサロンは、『土日休廊』なので要注意。
作者のm.s.parkさんは、午後に行くと比較的在廊されていることが多いみたいです。